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2020年上半期まとめ

こんにちは。sacaikumiです。
あっという間に2020年の上半期が終わりました。自分のためのまとめの記録です。

今年の初めにも2019年の振り返り記事を書いておりまして、その時は時系列に沿って自分の移り変わりを書いていったけど、今回は趣向を変えてカテゴリごとに変更しました。

自分のことと仕事のことの他に、大学の友人のえりちゃん方式(彼女は毎回Twitterで半年単位のログを残している)と題して、買って良かったもの・本・音楽の3項目をまとめています。


私自身のこと

2020年1月末にイギリスに移って非日常を楽しんでいた矢先、日常そのものがひっくり返ってしまいました。今自分が生きている世界は限りなく非日常の中の日常で、エキサイティングな6ヶ月でした。で、私自身がひっくり返ったかというと、そんなことはなかったです。去年フリーランスになっていて本当に良かったと思う。自分を一回ばらして組み立て直すっていうのを去年から個人的に始めていたから、自分が芯から崩れるような大きな打撃はなかった。でもやっぱりこれまで以上に沢山考えることにはなったし、社会、ジェンダー、人種、政治、経済と、学ぶことの重要性を再認識しました。

SNSでこれはシェアした方が良さそうだなだと思ったことは無理のない範囲で共有をしたり言葉にしたりしてきましたが、正直本当はもう少しちゃんと勉強してから声をあげたい気持ちもあって…。SNSってとてもインスタントに発信できるから、手軽さと深刻さのバランスの取り方は模索中。自分なりの想いと無知な自分とのギャップをもう少し埋めたいのが目下の課題です。


働き方

かなり沢山働いていた去年の秋冬とは打って変わって、移住したり、語学を再開したり、コロナで予定が乱れたりして体感的にはあんまり働かなくなったなぁと感じていたけれど、上半期の売り上げを整理してみたら思っていたよりきちんと稼いでいました。去年より、ロゴ、グラフィック、ブランド構築と、web制作以外でお仕事を頂く機会も増えました。今の私に出来ることやどんなことを大切に思ってデザインしているかについては近々きちんと記事にまとめてみようと思います。私、実は全く営業活動をしてないのですが、少しずつお仕事をご一緒する方が増えていて、それも本当に素敵な方ばかりで、恵まれているなぁとしみじみ。今年の後半はもう少しお仕事の割合増やす予定です :) 

改めてだけど、デザインしてる時間や言葉を探している時間が生み出してくれる達成感は他のものには変えがたく幸せなんです。だから私とお仕事することを選んでくれた全ての方に感謝です。


買って良かったもの

お金の使い方、少し変わってきたような気がします。以前よりサービスや無形商品にかける費用が上がりました。英語の学校、ボイストレーニング、電子書籍、有料映像コンテンツなど。
そんな中、あえて買って良かったと思えた「もの」を3選紹介します。

① iPad Pro
Netflix専用マシンに成り下がるのが怖くて買ってこなかったけど、想像以上に重宝しています。この半年でいちばん大きなお買い物でしたが、買って良かった。仕事ではロゴのラフ制作、あと英語のリーディングにも!パソコンでもいいんだけど、どうしてもパソコン開くと頭が仕事の方に逸れてしまって…かといってスマホだと遊びのほうに逸れてしまって…というのを防いでくれています。
数年前の予定ではnoteもiPadで書くつもりでいたけど、なんだかんだでいつもスマホで書いて、パソコンで推考しています。

② CBDオイル

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ロンドンに来てすぐ、環境の変化のストレスでニキビが出来てしまったので、イギリスのコスメキッチン的な店、Content Beauty&Wellbeingへ。
ニキビ以外の悩みも一通り相談してお勧めしてもらったのがBYBIのCBDブースターオイル。これ使い始めてからニキビはもちろん、ずっと悩みだった部分乾燥も解消されたのでもう一生手放せない!ただ容器が小さいので、私はいつも4〜5本まとめて買ってます。環境に良くないので大容量サイズが出る日が待ち遠しい。

③ Haeckelsのお香

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今までお香って死の匂いがするから苦手だったのですが、これは完全に別物。ハーブが深い呼吸に導いてくれるという感じで、悲しい匂いが全くしない。ディフューザーが部屋全体に香りの色を足すものだとしたら、お香は時間の流れ方を変えてくれるような存在。これも一生お世話になりたいな。ちなみに、お香が良すぎてAstier de Villatteのお香ホルダーも買ってしまいました。お香に関してはもう大満足の環境が完成です。


友達のやぎぬまかなちゃんが去年末に「アプリで読書記録いいよ〜」っておすすめしてくれて、私も今年から読んだ本をアプリに登録して何冊読めるか意識し始めてみました。上半期は35冊(うち、漫画が13冊)でした。活字だけで年間50冊を目標にしているので、下半期はもう少し読む量増やしてみようかな。

読んだ中でも特に印象深かったのがこちら。

① コロナの時代の僕ら - パオロ・ジョルダーノ/飯田亮介
精神的にいちばん参ってた4月に読みました。2月のイタリアのコロナのリアルな状況(前半)と、コロナを通して私たちが何を忘れないでいるべきか(後半)が書かれた良書でした。今から読んでも全然!古くない本です。むしろ、少しずつ元の生活に戻りつつある今こそ読んだ方がいいかもしれません。
私はこの本を読んで精神的に参ってしまっていた自分自身に意義を見出せたことと、ただ参って終わるんじゃなくて、コロナに消費されるのではなく、どう生きていくか考えるきっかけになった本でした。

② 地球にちりばめられて - 多和田葉子
小説です。留学中に日本が消滅してしまった設定の主人公がヨーロッパの国々を渡り歩きながら日本語話者を探す旅に出る話。これが言葉好きにとってたまらない設定なのです。主人公の女の子がヨーロッパの国々を渡り歩く上で、いちいちその国ごとの言語をおぼえていると生活が追いつかないから、ヨーロッパの色んな国の言葉を組み合わせた自作言語'パンスカ'を話すのですが、作中に出てくるパンスカの日本語訳がとてもユニークで面白かった。
例えば、懐かしい→昔の美味しかった記憶をまた食べたい、みたいな感じで。言葉は最も手軽で身近な感性だと思う。

③ 感性は感動しない - 椹木野衣
アートとの向き合い方をカジュアルに教えてくれる本。アートのキュレーターさんたちの文章は時にアートの文脈が分かっていないと読んでもちんぷんかんぷんなことがあるけど、この本は全然小難しくないというところがポイント。
私なりのこれまでのアートの解釈を認めてもらえたような気がして嬉しかった。これを読んで、ようし、ヨーロッパで沢山のアートを食べるぞ!と意気込んだ矢先にコロナパンデミックが起こったので、私の野望は今心の底で眠っています…。


音楽

本とは比にならないほど沢山の数の音楽を聴いているし思い入れ深い曲はもっともっとたくさんあるのだけど、中でも散々聴いたものだけに絞ってみます。

① コロナ - THURSDAY’S YOUTH

この曲を知ったのは去年だし、タイトルとウィルスは全く関係ないんだけど、ただイギリスに来て物理的に孤独な時間が増えてからより一層沢山聴いている。
私は日本の何が嫌でヨーロッパに来て、改めて日本の何が恋しいのか考えながらいつも聴いてます。思うに私は、日本の(東京の?)スタンダードに疲れて外国に逃げてきたのかもしれません。篠山さんの作る曲が持っている、急ぎ過ぎない・求めすぎない在り方が日本のスタンダードとして広まったら、私は日本に戻りたいかもしれないなぁ。

② The way things were - edbl

中毒性が高くて聴き始めたら止まらなくなっちゃった。かっこいい。イギリス在住のアーティストということで、ライブに行ける日が恋しい。

③ New Kids - Nariaki Obukuro

小袋さんの新しいアルバムPIERCINGがリリースされたのは去年末だけど、今年ロンドンに来てからちゃんと聴き始めた。特に目的もなく街から街へ歩きながら音楽を聴くとき、小袋さんの作る音楽は凄く良い時間を作ってくれる。曲がもたらす心の動きと目の前に広がる景色がお互いに作用しあって、景色以上の景色を見せてくれる音楽。

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以上、2020年上半期の振り返り兼、お気に入りまとめでした。半年ごとに続けていきたいな。





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