「反芻、反復、立止まる」

こんにちは。
株式会社イコム、採用Gです。

採用をしていて面白いこと。
最近は特に学生の中でも既に個人で影響力を持ち、更なる発展を望み進路を決めようとする人たちとの出会いが生まれていることを現場では目の当たりにしています。
ホワイトカラーの仕事をテクノロジーで自動化することに取り組む学生。
はたまた先日は108万人もの登録者を抱えるYoutuberの方などにお越し頂き、いろいろとお話を伺い刺激を受けています。
コロナ禍による働き方の変革は、それに留まらず働く環境や、働く条件なども巻き込みながら変化し、それそれの「個」が持つ力とシナジーを生む組織づくりが定着化しつつあります。
もうそんな未来型思考の組織開発は、既に遠い未来のことではなく手に届く「いま」にあるのだと実感するこの頃です。

スポーツの一戦でプロフェッショナルとして戦ってきた言わずと知れた「イチロー」が語る動画にフォーカスし、今週のstoryの記事を作成しています。
「イチロー」程の人物でも、悩みを抱えていたチームにおける環境設定。
野球で勝負をすることに自信を失ったことはないと強く語る一方で、チーム内での考え方・捉え方の違いから生じる周囲との軋轢への対応については、難しさを感じていたことに心を打たれます。
どんな仕事でも、二人以上の協力者との関係が生まれていれば、それはすなわち「チーム」です。

組織開発の基本的なアプローチの中に、信頼と安心を担保するというものがあります。
緊張感のある現場であるからこそまた、難しい課題を一緒になって取り組んでいるからこそ本気になって向き合い、時には互いを痛め合う程の議論を繰り返さなければならない時があります。
どんなに自由度が高い組織であっても、お互いが課題に向き合えば当然意見の食い違いが起こることは否めず。
そんな中、「信頼や安心を担保に、議論を重ねていくことなど本当にできるのか?」という意見が聞こえてきます。
これは恐らくイチローが体験したプロ野球の世界でなくとも、起こり得ること。どこにいても誰でも起こる個々の環境設定をテーマにした難問です。

意見の食い違いや、解釈の違いで他人と痛みを分かち合うにはどのようにすればいいのでしょうか?
その答えに正解というものは、存在しないのでしょう。
だからこそ、一旦止まって考えみる。
一旦止まり、呼吸を整えてみる。
だからこそ、一旦止まって投げやりにはならず踏み止まってみる。
そんなことの大切さについて、イチローは語っているように思えてなりません。

反芻、反復、立止まる。
今年のテーマがここにあります。


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