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「I don’t know what I don’t know」

こんにちは。

昨年採用した新人が入社し、最初の一週間目が終了しました。
環境に慣れなければならないのは、なにも社内だけのことではなく生活する場所や一人暮らしなど、何かとはじめてに囲まれることが多い、緊張感溢れる日々が続いていることと思います。
自分がはじめて会社というものに所属した時のことを思い返してみると、少しは労ってあげたくなるものの、いまが大事な時です。
私も社内研修の2day’sを担当し、ビシバシとやって参りました。

営業体験をプログラムした今回の研修は、指導する側にとってもやりがいのある内容でした。実際に弊社であった事例を営業からヒアリングし作成したものなので、実践後の納得感は大きかったのではないかと思います。

今回2day’sを担当し、改めて感じたことは今回のタイトルにもなった「I don’t know what I don’t know / 何が分からないのかが、分からない」を教育者は理解しておかなければならないということです。
研修前にこの動画を見ておけば、もう少し噛み砕き話もできたかな...と思いましたが、今後に活かそうと思います。
この動画は要点をうまく切り抜いており、個人的には非常に分かり易く整理されているなと思いました。
・頭で理解できているか
・場面が想像できているか
・実際に手を動かすことができのか
この3点です。

「分からないことがあったら、何でも遠慮なく言ってね」は、先輩トークでもよくある内容ですが、これではいけませんね。
優しさは伝わってきますが、創造力が欠けているとしか思えず、センスがあるとは言えません。

社会人のアウトプットでは、「理論立てて考える」と「創造力を膨らませてで考える」の両方が必要で、このことが分からなさを複雑にしている要因であるというのが私の主張です。例えるなら、理論立てて考えれば〇〇になるが、創造力を働かせて考えると〇〇はもっとこうなる...というもの。
求められていることは、もっと柔らかいものであるということを伝えておかなければいけません。
それと重複しもう一つ言えることが、しっかりとした答えがあるものと、答えがないものまたは、場合により変化するものがあるということ。ここでは「柔らかさ」と表現しましたが、柔らかさはどこからやってくるかというと、人それぞれに異なる「感覚≒入力」です。
右脳で考えたり、左脳で考えたり、いろいろな場面や状況による変化などを加味し、最適化していくことが職場という特殊な場面で求められるコミュニケーションですが、この複雑性を社会人(新人)は「ある≒存在している」ということを理解しなければならないのです。

デジタル界の0と1の連鎖で、すべてが解きほぐすことができるなどシンプルであれば苦労も少ないのですが、私たちが目の前で常に相手にしているのは人間であり、サービスをつくるのも、使うのも同じ人間であるということを、社員研修では教育しているのだと思います。




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