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事業継承を行わず、自身で起業したワケ京都発の一味変わったWeb会社


左/取締役 林  右/代表取締役 前田

-創業のきっかけは??

曽祖父が創業した会社が身近にはあったため、幼いころから、ぼんやりと「会社」については意識していました。
ただ、そこを継ぐ気は全くなく、大学卒業後、大きな企業の広報業務と会社経営を身近に知ることのできる広告制作会社かを天秤にかけ、後者に就職しました。

-どういう業務を担当したのでしょうか

企業や教育機関の内外の広報を支援する制作業務です。

数年後、その会社が洋菓子の製造・販売事業も行うことになり、私は自ら申し出て、日中は広告の営業をこなし、仕事が終わってから洋菓子事業の仕事をしていました。これは自分の興味関心だけでなく、制作会社のデザイナーに洋菓子会社への転籍の道を示したい目的がありました。

-後の前田社長の活動につながるアイデアが生まれたのですね!

社会に出てまもない頃、ベテランのデザイナーへ職種変更を迫る場面に同席しました。程なくして退職され、デザイナーが重ねてきた実績や経験をうまく活かしていけない現実に愕然としました。
クリエイティブ業界で活躍することを望む方に少し軌道を変えて、例えば洋菓子事業の中で、持っている知識や技術を実践してもらえないだろうかと考えてきました。

会社内でのキャリアチェンジを可能とすることで、全体が良い方向に進むようにしたかったのですが、残念ながら洋菓子事業の中ではイメージした仕組み作りまで至りませんでした。

-得たものも多かったのではないですか?

洋菓子事業に関してゼロからの立ち上げを経験できたのは大きな収穫でした。

全くのスタートから参画できましたから、シェフや従業員の募集から商品の開発にも深く携わりました。気づくことも多く、貴重な経験になったと思います。ただ、この後、会社は洋菓子事業から撤退してしまいます。
このタイミングで大学の職員にお誘いをいただいたこともあって退社。
大学の職員として働き始めました。

-大学職員の仕事はいかがでしたか?

良いご縁をいただいたのですが、次第に「これは自分のやりたい方向性とは違う」と感じ、改めてこれまで身近に意識していた会社を起こす道を目指すことにしました。
大学職員としての見え方を学び取りつつ、起業に必要なノウハウやスキルを習得することに務めました。いわゆる自分磨きをする中で、少しずつ起業の方向性が明確になってきました。

-どういうイメージが具体化してきたのでしょうか?

大学や教育機関向けの制作をメインに行うデザイン制作会社というイメージです。

大勢の人に何かを伝える広告や広報という分野には関心があって広告の制作会社に入ったわけです。そこに大学など教育や研究をする機関への興味が加わりました。その両方に対して多角的にアプローチすることができ、教育や社会を影から支える仕事を行うべく、2012年にインターマキシス株式会社を創業しました。

-創業から10年が過ぎました。現在の状況を教えてください。

当初から高等教育機関の広報支援業務をメイン業務としている基本的な経営方針は現在も変わっていません。
クライアント様のご支持と社員の努力、発想のおかげで、活動の幅は徐々に広がってきました。現在は各種の企業様とも連携して、制作業務に企画段階から携わらせていただいています。

-会社のモットーを教えてください。

企業規模の拡大を第一の目標とはしていません。
クライアント様に納得いただける商品をクライアント様と一緒に作っていくことをモットーにしています。


理想を言うと、クライアント様自身では気がついていない長所を探し出して、そこを的確に刺激するような、そんな仕事を目指しています。
そうすることによって、労力や費用を抑えながら大きな成果を上げることができると考えます。
直接クライアント様と話しをすることには絶対にこだわりがあります。
生の声を聞くことで的確な改善提案や制作提案が行えると思います。そういった手数(てかず)を惜しまない姿勢からでしか良いものは作れません。その姿勢は全社員に浸透しているはずで、それこそがインターマキシス株式会社の最大の強みだと自負しています。

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