チャーリー・パーカーの衝撃

YouTubeで コールマン・ホーキンスとチャーリー・パーカーが共演している動画を見つけた
コールマン・ホーキンスは チャーリー・パーカーの少し前の世代のレジェンドで 曲のテーマを テナーサックスで演奏する
少し崩した感じで 音色が実に良い
フレーズもスムーズだ
名人 といった佇まいである
その横に いたずら小僧みたいな風体のチャーリー・パーカーがいる
曲の途中で チャーリー・パーカーが入る
ゆったりしたテンポの曲を 物凄い手数のフレーズで吹く
コールマン・ホーキンスは 表情を変えないが いくぶん青ざめているようにも見える
彼の気持ちは 痛いようにわかる
こんなのが入ってきて たまったもんじゃないよ
後で知った
 コールマン・ホーキンスが マイルス・デイビスに こう言ったそうだ
『バークレーを卒業するまでは パーカーを真似るな』
チャーリー・パーカーに影響された幾多のプレーヤーに親しんできた 今のわたしの耳には パーカーのフレーズも耳新しいものではない
だとしても チャーリー・パーカーは 特別な存在だ
ビバップを演っているというより チャーリー・パーカーというジャンルの音楽を演っているように思える



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?