vol.0110 今後の採用活動はどうなってしまうのでしょうか? (2/3)

前回は今後の採用活動はいったい
どうなってしまうのか?
という未来予測をしようとしていたのですが、
なぜか話は遺伝子の話になり、
進化に話になり、
進化って突然変異と天変地異があって
起こるのです。
というところまで書かせていただきました。


いったい何の話なの?
ということですけれども、

もしかしたら
このコロナ騒動は日本の採用文化を
根幹から変えてしまう進化のきっかけに
なるかもしれない

と、僕は考えているということです。

実は日本の採用文化というのは、
日本独自のものであり世界の非常識です。

春になると一斉に学校卒業予定者が動きだす。
企業もそれを見越して合同説明会という会場に
ブースの出展をする。

超巨大なお見合い会場です。

そこから学生は複数社の選考を
同時に進めてやがて内定というものがでる。

そして得た内定から一社を選択し、
翌春に入社をする。

これね
日本だけなんですよ。

どうして日本がこんな特殊な採用方法に
なったかというと、そこにも明確な理由が
あります。

今ではマイナビという会社が成長してきて、
新卒採用と言えばリクナビとマイナビの
二台巨頭という感じですけれども、
昔はリクルート一強だったんですね。

そのリクルートは色んなビジネスを
していますけれどね。
骨の部分。つまりビジネスモデルはすべて
同じです。

サービスを提供したい人
サービスを受けたい人

その双方が出会える場や媒体を用意して、
広告収益を得るビジネスモデル。

そのビジネスモデルに乗っけやすいから
リクルートが今の日本の採用文化を創ったのです。

まさに2月にチョコを売りたくて
バレンタインデーを作ったのと同じです。


そして今回ウイルスの脅威という
影響を受けて、文化の創始者であるリクルートが
自粛をしています。

マイナビも自粛をしています。

多くの日本企業は、
リクルートが創り上げた採用文化しか
知りませんので、

「これじゃあもう採用なんてできないよ。」

と考えてしまうかもしれません。

でも、それは同時に真なる気づきに
つながるかもしれません。

「あれ?無理だと思っていたけれど、
リクナビ、マイナビを使わなくても
採用できちゃうぞ?」

そうなんです。

だって少子高齢社会な日本は、
徐々に就活生の人口は減っています。

が、急に3割減るとか5割減る
なんてとんでもない変化ではありません。

気まぐれで、学生がある合説に集まった
というだけで、

「あれ?例年よりも学生の人数多いな?」

と勘違いしてしまうほどの微妙な変化です。

ということは、
今年も例年とほぼ変わらないくらい
入社を希望する学生がいます。

学生は自分の人生かかっていますからね、
企業のように一年採用できなくたっていっか
なんて悠長なことは言ってられないですよ。

もちろんこの状況を見て、
大学院への進学へ舵を切る学生も
まぁまぁの人数いるでしょう。

けれども経済的理由によって
それは無理というご家庭だってあります。

むしろ、合説なくたって
個別に企業をアタックすれば学生は
就活できちゃいます。

悲観している間もなく、
動ける学生から動き始めます。

となると、
リクナビ、マイナビがなくても
就活しようとする学生と、
何かの拍子に企業が出会って、
今までと全く違う形で
マッチングができちゃうことは
容易に想像がつきます。

リクナビ、マイナビを使わずに採用が
できちゃったという経験をした企業は
どんなことを思うでしょうね?

と、状況が変わると今後どうなっていくか?
という考察を次回に回します。


最後までお読みいただきありがとうございました。
フォローしてくださると、励みになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?