vol.0115 自社の仕事をわかりやすく伝える方法は?(4/4)

前回、何の変哲もないつまらない説明に、
MISSIONとWHYを入れて、
少しずつイメージの湧きやすい文章に
なってきたかと思います。

でもまだ弱いと伝えました。

何が弱いかと言いますと、
ただの理想論なのですよね。

今回更に文章の訴求力を上げていきます。


まぁこれだけでも、
素直な学生は心射抜かれて、
「僕も私もそれを実現したいです!」
と言ってくれることもあります。

でもまだ弱いです。

じゃあ何を次に入れますか?
HOWを入れましょう。

どうやってその夢を実現していくんですか?
という質問に答えるのです。

これをビジョナリーカンパニーという名著では、
BHAG(ビーハグ)と言います。

人生を賭けた大胆な目標

と訳されます。

具体的な目標です。
そしてその目標を聞くと、
それが実現したときに、
どんな社会が見えるのか?
ということがリアルにイメージ
できるほどの描写で
HOWを描きます。

ただ、先ほどの文章に
HOWまで足してしまうと、
ちょっと合同説明会では
語り切れないような分量に
なってきてしまいます。

だから合説ではここまで語らないですけど、
語るのは単独会社説明会

ここで長時間語っても
学生は疲れてしまうので、
音と映像を使い聴覚だけでなく、
視覚や振動による触覚への刺激も
使いながら伝えます。

平たく言うと映像ツールを使う
ということです。

Youtubeを代表とする
動画で慣れた世代は言葉だけでは、
イメージするのが苦手という人もいます。

だから直接視覚にうったえられる道具を
使うのです。

このnoteに動画を貼るわけにはいきませんので、
HOWを文章だけで伝えて、
今回の質問の回答とさせていただきます。


MISSHIONWHYを入れた文章の後に)
私達は「はたらくをポジティブに」を実現するために、
リアルロールプレイング空間を創ろうと思っています。
ロールプレイングゲームってやったことありますか?
僕たちの時代にはドラクエとかファイファンとか
聖剣伝説、ロマンシングサガとかたくさんの
ロールプレイングゲームがあって、
すごく熱中したのを覚えています。
考えているのは、
戦士とか魔法使いではなく、
営業とか企画とか
実際の職にジョブチェンジをしながら、
そのジョブのミッションをクリアしていくゲーム
そのミッションはすべて現実世界で行われる
研修であり、そのゲームでのレベルアップは
現実世界での能力向上を意味するものにします。
ルイーダの酒場みたいなところで、
複数の特定のジョブの人と協力しないと
取り組めないミッションなんかも用意して、
実際の社会で現実を動かしている人の
疑似体験ができます。
そんな研修空間を創り上げ、
学生が自分のレベルを上げるために
それに取り組みます。
いずれそのロールプレイングのジョブの
習熟度が企業側からすると
エントリーシートよりも意味のあるものに
なっていくでしょう。
そのリアルロールプレイングゲームを
一緒に創っていく人を採用します。
僕たちと一緒に、冒険を始めませんか?


いかがでしょうか?
響く人には響き、響かない人には響かない
という万人受けする提案ではないと思います。

ですが、映像がなくても、
これに心打たれて入社意欲を固める人も
いることでしょう。


これは実際に2017年卒採用の時に、
うちの会社が実施した採用のメッセージです。
いい人が採用できました。

具体的過ぎて、
参考になるかどうかわかりませんが、
試しに自社の仕事をどんな風に例えられるのか?
考えてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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