vol.0022 理想の組織ってどんな組織ですか? (2/3)

前回、理想の組織の
1.理念
2.ビジネスモデル
まで解説が終わりましたので、


【3.採用】から解説を始めます。


就活生がよく陥ってしまう罠でも
あるのですけれど、
就職活動をしている時に、
自分が志望する会社の何を見ればいいか?
というと、


「会社が今後どのようになっていくのか?」


ということです。
いくら公表されている売上や利益が
素晴らしくて、やっている事業も
自分がぜひ携わりたいと思う事業
だったとしても、


それってすべてデータが確定した時点の
過去のことですからね。


就活生が入社をするのは、
少なくとも半年以上先の未来。


そして入社した時点でOKという
ものではなく、
入社してから40年後の未来まで
行動を共にするわけですから、
未来を見るべきなのです。


企業側も、採用の時に、
自社が今後どのようになっていくのか?
という理念から紐づいたビジョンを元に
語ることができ、
そして、もう少し突っ込んで言えば、
その想定する未来で活躍できるであろう
求める人材に響くようなメッセージを
採用の中で届ける必要があります。


そのメッセージを見て、
「よし!自分はその未来を実現するために、
これからの40年間を御社と共にします!」
と言ってもらえるほどのメッセージで
ある必要があります。


そして、それはただの理想論では
すぐに転職されていますので、
ビジネスモデルという骨を伴っての
メッセージになるのです。


そして、
【4.教育】


ここまでが一気通貫になっていれば、
理念に続くビジョンという道を
こんなビジネスモデルという武器を使って
進んでいこうとしていると、
採用でメッセージをしているはずです。


それだけ具体的に未来を描いている
ならば、おそらくは、理念に向かう途中途中で、
達成していかなければならない目標という
ものも想定することができます。


例えば、
ビジョンの説明の時に例えた、
幸せな家庭を実現するとしたら、
どんな目標が立てられるでしょうか?


ビジョンの説明の時に例えた
幸せな家庭のビジョンを要素に
抜き出すと以下のようになります。


・庭付き戸建ての白い洋風の家
・ガーデニングされたお庭
・複数人の子ども達
・アフタヌーンティーを楽しめるテラスあり
・アフタヌーンティーを楽しめる余裕あり


このビジョンを実現しようと思ったら、
まず庭付き戸建てを建てられるほどの
土地の取得が必要になります。


家を具体的に設計すると、
どれだけの広さの土地でないと
いけないかがわかりますし、
同時に建築費用の概算金額も
出すことができるでしょう。


複数人の子ども達ですが、
そのビジョンを一緒に達成したいと
考えるパートナーの存在が必要に
なります。


そして、テラスに、
アフタヌーンティーを楽しめるほどの
余裕ということですよね。
子ども達が走り回っているということは、
土日などの休日になるでしょう。


となると、土日が休みではない仕事だと
そのビジョンは叶えられません。


そうやっていくつものクリアしなければ
ならない目標が見えてくるのです。


話をビジネスに戻します。


目標が見えたら、
その目標を上手に達成できるように、
社員教育をしていかなければなりません。


成長してほしい方向性が定まって
いるのであれば、そういう風に育つ教育の
しくみが必要になりますよね。


これが教育まで一気通貫になっている
という状況です。


つまり、会社の用意するしくみに
対して真摯に向き合い日々の仕事や
自己努力を積み重ねることで、
活躍できる人材に成長することができる
道筋が立っているということです。



これまた長くなってしまいましたので、
【5.評価のしくみ】は次回に回します。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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