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【エルデンリングキャラ語り】好きなキャラベスト5などを、妄想を交えて語ります。

最近「エルデンリング」のことで頭がいっぱいだ。
ブログのほうではひたすら考察を書いている。

この記事では、ゲーム内の少ないテキストから妄想を爆発させている(←フロゲの醍醐味)キャラ語りをしたい。


◆好きなキャラへのひと言感想。

・魔女ラニ
誇り高く意志が強い。母親とは偉い違いだなと思う。
「二本指に伝えるがいい。魔女ラニがお前に刻みに行くと。決して癒えぬ運命の傷を」
このセリフ最高。
ブライヴとイジーの三人の仲良しエンドが良かった。

・鍛冶師イジー
ジューレンやブライヴと立場を超えた個人的な友情を結んでいるところに、人柄が表れている。ブライヴに過保護なことをしたあと、「詫びさせてくれ、ブライヴよ」と言うところが良かった。

・死竜フォルサクス
ゴドウィンが死んだ後、その中で勝てないとわかっていても死と戦い続けたという友情設定が熱い。そりゃあ古竜信仰も生まれるだろう。

・古竜ランサクス
弟が友情に生きているのに対して、恋愛脳な姉。
フィアは強いられているから気の毒だなと思うが、ランサクスは好きで恋愛を楽しんでいるところがいい。人型は、司祭のかっちりした服がむしろエロい、超絶色気がある美女だと思う。(妄想)
お側に侍ってライバルとバチバチやりながら寵を争いたい、愛でられたい。たぶん負けるので、枕を涙で濡らします。(妄想)

・領主ケネスハイト
「エルデンリング」の世界では、珍しくごく普通の人だったところが良かった。

・接ぎ木のゴドリック
「接ぎ木」というセンスが好き。「凄い小者」なことがひしひしと伝わって来て哀愁を感じた。

・金仮面卿
「かろうじて身に纏っているだけのボロ布。金仮面卿は、服を着る必要を感じない。そんなものが、探求の助けになろうか」(金仮面のボロ布)
自分も何かに夢中になると寝食は面倒臭いと思うが、さすがに服は着る。
最後はみんな唾を吐いてコリンのように去っていくんだろうけれど、まったく気にしていないところがいい。

・忌み潰しのロロ
元々は呪いや穢れに寄り添う調香師だったのに、心を壊してまで忌み潰しになったのは何故か、という妄想だけでご飯三杯はいける。
強いと聞いたので使ってみたが、今のところは大盾兵のほうが強い。

・大盾兵
一緒に戦ってくれる。友達。


◆好きなキャラベスト5

第五位 「爆発する妄想のままに生きる」血の君主モーグ
幼児誘拐犯にしてストーカー。
妄想の爆裂ぶりが余りに凄すぎて憎めない。
モーグのいいところは、設定は「可哀相な悪役」なのにそうはならなかったところだ。
生まれつき呪われた血を持っていて地下に幽閉されたという悲惨な生い立ちなのに、「この呪われた血が憎い」「王家に復讐してやる」ではなく、自分が持って生まれた穢れを否定せず愛した。
普通は「他人は何と言おうが」という前置きがあって、その反動で「俺は自分の穢れを愛する」となりそうだが、モーグの場合は「他人が」という発想がまったくなく、ひたすら「俺は俺の穢れが好き」「ミケラが大好きだから伴侶にして」「俺の好きなものだけで新しい王朝を作る」「そうだ、名前はモーグウィン王朝にしよう」という妄想に生きている。
自分の興味のないもの(外の世界や他人)はまったく眼中になく、ひたすら好きなことだけを追求する、そのポジティブさに恐れ入った。
思い込みが激しいところは兄貴(弟?)のモーゴットそっくりだが、モーゴットは優等生的に穢れは抑え込み否定しているのに対し、モーグは自分を全肯定して欲望のままに突っ走っている。

「私のミケラよ。少しだけ、独りでお待ちください。賓客が参りました。我らの素晴らしい王朝に!」
「ああ、見える。見えるぞ、我らの素晴らしい王朝モーグウィンが!」

ひたすら一人で盛り上がった揚げ句、死に際まで「見える。見えるぞ、我らの素晴らしい王朝モーグウィンが!」だ。最期まで楽しそうで凄いと思う。
周りにいる人は死ぬほど迷惑だろうが(ミケラとか)五メートルくらい離れた距離で眺めているぶんには「面白くて好きだな」と思える。
モーグはモーゴットと「兄弟」で、マレニアはミケラを「兄さま」と読んでいたから、モーグとミケラは男同士なのか? 
狙いすぎでは(何を)と思った。


第四位 「貶められても誇り高い」死衾の乙女フィア
凄く好きだった。(告白)
過酷な運命を背負って生きてきたのに、泣き言を言わずにその生きかたに誇りを持って、自分が関わる人(死人)の幸福を願っている。
フィアの最期のセリフは号泣ものだ。

お別れですね、貴方。でも私は満足しているのです。押し付けられた遺体でなく、自らの意志でゴッドウィンと同衾し子を宿すのですから。それにその子はきっと、貴方の温もりを継いでいる。死衾の乙女として生まれ、これ以上の幸福があるでしょうか。

無力でも不遇でも、自分のやることは自分の意志で選ぶ、という人は格好いい。この流れで死のルーンを受け取ったら、他のエンドが選べない。
フィアを幸福にしてあげられるエンドがあったら良かった。幸せに出来ない運命なら、せめてフィアの英雄になりたかった。


第三位 「忠義深く真面目で不器用で健気な」黒き剣のマリケス
死を司る神人さえ戦い倒す、忠実さと強さ。
着ぐるみのように可愛い姿からの、すさまじく恰好良く美しいビジュアルと戦いぶり。
自分に与えられた任に対する責任を果そうとする、真面目さと不器用さ。
自分のことなど何とも思っていない主人に、最後まで仕えようとする健気さ。
見た目も背景も設定も好きな要素しかない。

第二段階のマリケスを初めて見た時、余りの恰好良さに鳥肌が立った。
ビジュアルや立ち回りとしては、アルトリウス→深淵の監視者→奴隷騎士ゲールの系譜だ。
こんなに強く美しく恰好良いのに、死のルーンを盗まれたことで自分をひたすら責めて集め続けている。思わず頭を撫でたくなるようないじましさだ。マリカにとっては、それすら計算のうちだというのに。
そんな要領の悪い不器用なマリケスだからこそ、ボロボロの丸っこい着ぐるみのような司祭になった後も、ガーゴイルたちは従い守り続けたと思うのだ。(妄想)
マリカに凄く忠実なのに「マリカ様」ではなく、「マリカ」と呼び捨てなところもポイントが高い。滅茶苦茶強くて忠実な従者が、女主人を呼び捨てにするのは萌え度が高いなと発見した。


第二位 「マリケスと違って愛されていました」半狼のブライヴ
影従コンビが、三位、二位だが、この二人は好きな理由がまったく同じだ。
真面目で忠実で不器用で、責任感が強くて健気なところが好きだ。
ブライヴのほうが順位が高いのは、ラダーンと一緒に戦ったり、イジーがいたりなどイベントが多いところ、ラニとの関係性が好きだからだ。
「ブライヴもイジーも、私には過ぎた者たちだよ」
「ブライヴとイジーに伝えてくれ、愛していると」
このセリフをブライヴに伝えたかった。


第一位 「祝福とか呪いとか関係ない。愛したいから愛したのだ」忌み王モーゴット

モーゴットが好きな理由は、「忌み王の追憶」の説明文に尽きる。

祝福なき忌み子として生れ落ちてなおモーゴットは、黄金樹の守人であろうとした。愛されたから愛したのではない。彼はただ愛したのだ

(忌み王の追憶)

他人の言動の反作用で動くのではなく、「自分がどうしたいのか」「自分がどう考えるのか」を追求する人が好きだ。
「他人がこうだから」とか「他人がこうしてくれない」という他人の言動に反応することでしか「自分」が存在しない人は、どれだけ主張が強いように見えても主体とはなりえない。(糞喰いとか)
というのが理想だが、それが難しいということもわかっている。
わかっているからこそ、そうではない人を見ると「おおっ」と思うのだ。
「黄金樹が俺を祝福しなくても、俺は黄金樹を守りたい。それは俺が黄金樹を愛しているからだ。例え呪われていても、この心を以て俺が誰よりも王にふさわしいことを証明する」という心性がとても好きなのだ。
黄金樹を守るために、自分が持って生まれた呪いを封じ込める意志の強さも、祝福を受けた他の奴らの自覚のなさに対する怒りも、祝福がなくとも自分のほうが王にふさわしいのだという強烈な自負も、見ていていいなあと思った。

その大ルーンは幹を持つ要の輪であり、それは二つの事実を示している。忌み王が黄金の一族として産まれたこと。そして確かにローデイルの王であったことを。

(モーゴットの大ルーン)

モーゴットの大ルーンの説明は、読むたびにうるっとくる。
祝福も呪いも関係ない。モーゴットは自分で望んだ姿に自分自身の意志でなったのだ。
エルデンリングが永遠に続く完璧な輪だとしても、中にいる人たちは敵も味方も関係なく自分の意志で生きようとしていて、それがこのゲームで一番好きなところだ。

モーゴットとモーグは、思いこみが激しく周りを見ずに自分の意志のみで突っ走るところがそっくりだが、自分を律したり我慢してしまうモーゴットのほうが好きだ。
完全な妄想だが、モーゴットはモーグが嫌いだと思う。(モーグはたぶん興味がない。)


◆余り好きではない(穏当な表現)キャラ

・満月の女王レナラ
捨てられたくらいで……とは言いたくないが、娘に比べるとどうも不甲斐ないなと思ってしまう。

・死に見える者D
フィアが死んでいるのを見た瞬間、襲い掛かってしまった。「カッとなって殴ってしまい、気が付いたら死んでいました」とはこういうことか、と体感した。

・最初の王ゴッドフレイ
追放されてそこらへんをふらふらしていて(まあ死んでいたんだが)フラッと帰ってきて、モーゴットに「よくやった」と声をかける。「何だ? このおっさん」という気持ちが半端なかった。

・賢者ゴーリー
少女を引き取って理想の女性に育てるのも微妙だが、露骨にひいきしているところが苦手。マレー家の元当主なのだろうか。

・記録者コリン
「みんな勝手に期待して勝手に失望したんじゃないか」を地でいく人。
このタイプは基本的には嫌いだが、コリンはそこまででもない。短い間でも、金仮面卿の話を「そのまま聞こう」としていたところに好感が持てる。

・女王マリカ
マリケスをもっと大事にしろぉーしろぉーシロォ(エコー)

・聖樹ミケラ
「悲しそうな顔」とか「儚い笑み」で周りの人間を思い通りに動かしてしまう(しかも悪気なく)タイプだと思う。(名推理)
自分が苦手なナチュラルボーン姫。
なぜ苦手かと言うと、側にいたら間違いなくコロリと参って「ミケラさま~」とか言い出すからだ。


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