鹿沼市立川上澄生美術館セレクション展〜モノトーンの世界〜

画像1 11/10から12/26、栃木県栃木市の鹿沼市立川上澄生美術館にて、展覧会があります。先輩作家の声がけの元集まった沢山の作家たちが、10年間全国各地の画廊で続けてきた「リトルクリスマス版画展」という“版画の種まき“の、美術館収蔵品からのセレクト。先輩作家本人が、毎年自分でも購入し、総数500点超!そして全作を最後の年に美術館に寄贈した暁に、このような企画が実現しました。美術館の収蔵品と同質のものを個人的にもコレクションして楽しめる。手前味噌ですが、これは版画の魅力をフルに活かした展開だなと感じます。
画像2 ーモノトーンの世界ー という副題がついたテーマ展示。美術館の現代版画家のA4作品の中から美術館の方のセレクトによって様々な括りの可能性が出てきます。実際今回も、2010年から2019年まで10年間の作品が時を横断して飾られます。自作も一点、展示されています。この作品は、「回廊」という2016年制作の、三椏紙に刷った銅版画です。旅先の古い回廊で感じた内と外が交換し合うような不思議な体験に影響され制作しました。
画像3 リトルクリスマス版画展は10年間で終わりを告げました。その中で学んだことは実りのあるものだったので、自分でも是非それを踏襲しつつ、新たな世代で企画していきたいと考え、同年代の作家仲間と昨年からシードストーリーズという展覧会をスタートしました。ありがたいことに今年度は上記の鹿沼市立川上澄生美術館をはじめ、全国14箇所の画廊、神社に広がっています。
画像4 早速1箇所目は山形県山形市の彩画堂からスタート。この先、主に12月〜1月にかけ全国へと版画が旅します。全て新作A4サイズで、キャリアに関係なく価格は11000円です。(これは企画中のみの限定特価です。この企画後は通常価格に戻ります。)
画像5 山形はきっと紅葉真っ盛りですね。是非お近くの方はお越しください。

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