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執筆の一助(第8回 文章力を上げてみよう!)

目次
1、独学作家として、どう学ぶか
2、文章のテンポを覚えよう
3、作品をよんで、うつす!
4、漢字は隠し味
5、小説≒知識という線引き

 さて、ここまで一通りのことを話してきました。多分。

 斎藤 ニコ( ' v ' )の執筆の一助ですが、2018年の7月に計画し、同月に始めました。
 よって今月12月で半年となりました。

( ' v ' ){わー、ぱちぱち)

 予定では一年の計画としていたのですが、半年で、かきはじめから投稿終わりまで提示はできたので、ここからはある程度自由に記載していきたいとおもいます。

 では、今回は文章の上達において、行ったことや、その時の注意点をのべます。

( ' v ' ){え?)
言うだけタダだから!タダだから!必死

当たり前のことですが、見逃してること、あるかもしれません。

1、独学作家として、どう学ぶか

 私は無学であり、学校も好きではありませんでした。
 好きな科目は数学だけでしたし、英語のテストで三点をとったこともあります!
 国語とか、文法とか、勉強した記憶がありません。

( ' v ' ){それは笑えない)
ねえわらって!泣

 とはいえ創作(小説)の世界に飛び込むことはできました。

 しかし作品づくりは、気持ちだけで作られるものではありません。
 気持ち以外にも、その人の経験や知識や技術があってことその作品であります。

 人間は一作品だけであれば誰でも小説を書けると言われています。

 私の表現にかえさせていただくと、【人間だれしも一つの世界観を産み出すことができる】という感じです。

 魔法の設定や、能力の傾向、主人公のタイプ、ヒロインの可愛さの質、面白いと思う展開ーーその全ては、個人のなかに必ず生息しています。
 それはこれまで生きてきた経験から生まれるものです。

 その一つずつを選択していけば、おのずと一つのストーリーがうまれます。
 それはその人の人生観がそのまま書き写されたものです。
 ですから処女作品はその人の【これまで】の人生がつまっているものです。
 ですが継続的な作家人生とは【これから】の話です。
 そのままの方法論では2作品目も同じようなものができますし、いつしかネタは尽きてしまうことでしょう。

( ' v ' ){その世界観だけでいろんな作品かけば?主人公かえてさ)
それで大ヒットしているかたは世界に何人いるかという話でもあります。

 ですから、作家としてさまざまな作品をかくのならば【技術と知識】が必須となります。

2、文章のテンポを覚えよう

 日本語というものについて考えますと、口語体における日常会話(日本語)は当たり前のように皆さんつかっています。
 疑問を、もつことも少ないです。
 それが当たり前のように使えるというのは、自由度がたかいということです。

 どういうことかというと、ものすごく言葉の定義が狭いものーー法律とか、カードゲームのルールとかーーだと、一つの言葉が違うだけで、成立しないことがあります。
 機械語というのもそうですよね?
 その言葉を知らないと、そもそもその世界に参入できませんよね。

( ' v ' ){わたしもそうです)
きみは自由すぎです。

 でも日常的に使う言葉は、そこまで制限がありません。
 あれ、とか、それ、とかの違いもそこまで考えません。
 なるべく分かりやすく伝えることが望ましいので、話す方もなるべく簡単な言葉を選択して、相手にわからせようとします。

 小説も同じです。
 最低限の読み書きは必要ですが、使用する言葉にガチガチに固められた決まりはありません。
 自由で構いません。

 ですが、必ず【相手に伝わるようにかく】必要があります。

3、作品をよんで、うつす!

それらを学ぶにはどうするかーーというと、私はまず【作品を読みまくりました】。

 一日一冊~半分くらいをじっくり読みました。
 新しい作品でなくてもいいです。
 同じ作品でもいいです。
 とにかく感覚に焼きつけました。

そのあとは、これだ!、と思った作品を、パソコンに打ち込みなおしました。

 写本をつくるイメージで、空白なども全て同じにして、とにかく感覚を養いました。

これのお陰で、タイピングしているときに、違和感に気がつくようになりました。

【あれ? なんかここの文章ながいな……いつも写しているときは、このあたりで会話がはいるぞ】

 等ですね。

 あとは【あれ?このページ数でまだヒロインがでてこないぞ?写しているやつは、このページですでに敵がでてきたのに】

 等ですね。

 これは数学的にきっちり分けることも大事ですが、感覚のほうが重要な気がします。

4、漢字は隠し味

 つづいて、漢字を覚えました。
 前にも書きましたが、私は『蠱惑』という漢字がよめなかったので、やばい!、と思って漢字検定等で実力アップを図りました。

 二級程度で十分だったとおもっています。

 というのも、漢字というのは文章における主役ではなく、隠し味に近いと思うからです。

 もちろん日本語の美しさを見る純文学では話も変わるのでしょうが(すみません、門外漢ですが)、エンタメ作品では、先にもいったとおり、わかりやすさが重要です。

 難しい漢字は、効果的に使うべきでして、これはやはり毎回難解な文章を作るのは、よくないと思います。

( ' v ' ){擬音つかうのは?)
お前が言うなという話ですが、頼りきるのはやはりダメですよね。分かりやすさを優先したつもりがチープさが先行してしまうからです。

 とはいえ、最低限の漢字を覚えるのは大事です。
 資料を読むときには、難解な表現も理解できるようにしなければいけませんしね。

 言葉のニュアンス、を理解するためにはその言葉自体を理解していなければなりません。

 ですので、漢字検定二級というのは、とても分かりやすいラインだと思っています。

( ' v ' ){いま試験受けたら受かるの?)
4級なら任せろ!

5、小説≒知識という線引き

 資料を読むことも大事です。
 資料を読むことにより、自分の作品に深みがでてきます。
 しかし、世界共通の知識ーー雨は空からふってくる、などならいいですが、その資料の作者独自の知識を引用する場合は、かならずその知識の出所はメモしておいてください。

 場合によっては引用してはならない知識、引用するならば文章に出典が必要な場合もありますので、注意が必要です。

 さて、そもそも、皆さんは作品を書くときに資料を読んでいますか?

 私は読んでいませんでした。
 というのも現代ものの青春系などを書いていたので、調べるにしても、今の流行とか、そういう方向性でした。

( ' v ' ){おっさんの主人公設定なら生き字引になれるね)
鏡みればいいもんね!

 あなたが、どんな作品を書くにせよ、知識をかきつらねるだけでは小説ではありません。

 たとえば、火は熱いということを伝える文章とテーマにした作品は別物ですよね。

 火は熱く、ちかづけば火傷をする。その場合、皮膚がーーなどと書いてあるのは医学的な文章です。

 作品にするならば、火の魔法によって家族を失った主人公が、復讐のために、さらに上級の炎魔法で敵をたおしていくーーとかにする必要があります。
そのときには、焼ける家のそばで立ちすくむ主人公が、熱さを感じながら、心は絶望で冷めていくーーとか、そんな感じで火の怖さを教えていくわけです。

( ' v ' ){くらいよ! こわいよ! コメディ作家だろ!)
説明のためだから……

 小説は、教科書や辞書と同じ日本語をつかいます。ですが決して【知識】ではありません。知識を土台にした【作品】です。

 知識でいいならば辞書で十分です。
 ですが、火の怖さは、辞書にはのっていません。
 のっていても、感じられません。

 作品は、それを表現するものなのです。

 ですから仮にあなたが資料をつかう作品を書くとしても、知識は知識であることを理解しましょう。

まとめ

学び方は多種多様だが、言葉の意味や、文章のテンポや、作品の意味を考えて学んでいくといいねボタン。

( ' v ' ){ネタかよ)
詳しくは〈顔が可愛ければそれで勝ちっ‼〉にて。
( ' v ' ){宣伝かよ)

おわり。


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