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めんつゆ

ふと冷蔵庫で見つけた残り半分ほどのめんつゆには、「開封後は2〜3日以内にお召し上がり」とか書いてある。それで新しいのを買おうと、スーパーの陳列棚を吟味し、どうせ余るのだからと小さいのを探すのだが、小さいのが無い。こんなにも賞味期限が短命なものを、各メーカーが談合してるかの如く、決まって500ml くらいのしか置いていないのだ。

そこで、「めんつゆ」「小さい」で検索したところ、200mlという可愛いサイズがメーカーのホームページには紹介されているのだ。となると、スーパーマーケットが意図的に置かないのか、それとも、ホームページに掲載してる物は、私のように調べた人間を欺くためだけの表向きの商品で、やはり店頭に並ぶめんつゆは500ml程度で統一されており、各メーカーが一定量を販売することで「めんつゆ価格」をコントロールしているのかもしれない。

ちなみに、今日の昼食には「どん兵衛」を食べようと決めていたのだが、急遽変更して冷蔵庫のめんつゆを消費するために乾麺を茹でる事にした。とは言っても、このめんつゆの事は、「ふと思い出す」というレベルではなく、むしろこれまで何本と放置して捨ててきたそれとは違い、買ったその日から常に頭の片隅に置いてあった気がする。そしてその事を、脳内メーカーのように可視化して「めんつゆ」の文字が自分の頭の中にあった事を思うと実にバカバカしい。このようのに、望まないめんつゆの残りは、脳のメモリーの無駄使いだけではなく、カップ麺業界にもダメージを与えているのだ。

流行りのSDGs的な考えで、もっと使い切れるサイズを積極的に店頭に置いてほしいものだ。


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