詩 ・ バロメーター


バロメーターをひねると
ちょっと国が亡ぶ
だからバロメーターというのだ
神保町には岬があって
そこに牧歌的なひとが立つ
何かを眺めてる
ケジャンを食べている
バロメーターはなんだか
不審な顔で座っている
花のように
険しい目つきで





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