どんな時に競争するの?どんな時に共創するの?〜ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー 2021年5月号からの学び
去年から、ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)の読書会をやっています。
第1期が終わって、2月から第2期を18名のみなさんと、朝の7:30からご一緒しています!朝早い時間からご一緒してくださって、感謝です!!
時間は90分なのですが、毎回、発表者を決めて記事の紹介&ディスカッションを3セット。
経験豊富でスキルフルなみなさまが集まってくださっているので、インプットとアウトプットの密度が濃い!とても楽しい時間になっています。
今日は、5月号の『競争と協調 ゲームのルールを書き換えるから』の3本でした。
発表やディスカッションから、特に印象に残った点を挙げると、下記の通りです。
M&Aの研究をこの2年くらいしているのもあるけど、企業間の協働はほんとうに難しい。でも、経験学習が効く分野なので、その重要性に対する認識の共有と、それを前に進めていける組織文化の醸成に取り組み続けることが大事だなとも思いました。
発表くださった、トモキさん、ウッディさん、イワちゃん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました^^
●トモキさんが発表してくださった「競争と協調のコーペティション経営を実践する法」(ブランデンバーガー、ネイルバフ)からは、
・協調(Cooperation)+競争(Competition)=コーペティション(Co-opetition)という、ライバルとの協調が重要になるときがある。
・ビジネスは「パイ」を創り出すときには協力し、「パイ」を分ける時には競争するもの。
・組織は、協調した方がいい場面でも、戦いたがる傾向があるので、心理的な価値観の転換が必要!
●ウッディさんが発表してくださった「競争と協調のジレンマ」(伊神)からは、
・ライバル同士の協力は違法行為とみなされることもあるが、合法的な協調もある。
-ライバルと客層をすみ分け
-相互の乗り入れを助け合い
-新技術の協働開発 等
→例:ハーゲンダッツ⇔ベン&ジェリーズ
⇒各社の強みが発揮されたときに、自然と業界内のすみ分けが起こるのが理想か?(補完的に感じる!)
●イワちゃんが発表してくださった「スバルらしさを貫くためにライバルと切磋琢磨する」からは、
・協働する際も自社が大切にしたい強みがなんなのか(≒アイデンティティ)を明確にしておく必要がある。
・「トヨタとは仲良くケンカする」とスバルのトップが話した様に、トップのコミットが重要。
・なれ合いではない、切磋琢磨しながら協働できる組織文化の醸成が大切。
⇒M&Aにも通じるところ!
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