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投票率が伸びることを願いつつ、前回衆議院選挙の年代別投票率に関するデータを整理してみました!


いよいよ衆議院議員選挙ですね。

自分自身が持つニーズや想いが、少しでも国政に反映されるように投票に行ってこようかと思います!

”若者の政治離れ”という言葉をよく聞きます。

目の前の仕事の忙しさ追われて、自分自身、政治に対していつも関心を持ち続けていられたわけではありません。

でも、この2年あまりのコロナ禍の政府の対応に接する中で、自分たちの意見をしっかり表明することは、とっても大事だなと感じました。

ひとそれぞれ、いろんなニーズや課題感を持っていると思います。だからこそ、それをしっかり表明して、伝えないと、政治の仕組みの中では、自分たちに対するケアは少なくなってしまいます。

日本は人口減少も進み、政治の面で使える財源も限られてくると思います。資源が限られる以上、これから先、声を上げる特定の層に対する資源の集中がますます進むかもしれません。

限られたパイの奪い合いを助長する気はまったくありません。ただ、投票の結果、政治運営の中で、”配慮されるニーズに対する偏り”を是正する必要はあるのではないかなと感じています。

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”若者の政治離れ”というのも、大きな言葉なので、実際、年代別にどの様な状況にあるのかを自分の勉強のためにつくってみました(年代で分けるのもおおざっぱかとは思うのですが・・・「若者」というラベリングも雑かとは思うのですが・・・苦笑)。

元データは、総務省選挙部(2017)「第48回衆議院総選挙における年齢別投票状況(抽出調査)」です。

「全国の47,741投票区の中から、188投票区(47都道府県×4投票区)を抽出した調査のデータ」を使っていますので、全国の状況に当てはめたときには、もしかしたらズレが出てくるかもしれません。

(自分の探し方が悪いのかもしれませんが、全投票区で、年代別・性別の投票率等を調べるのも現実的ではないので、こういう抽出調査になるのですかね)

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数字を見ていて、個人的にはなかなか面白かったです!

60、70歳代は、有権者数としての人数も多く、投票率も70%を超えて高いので、投票者数の割合も多くなります。

逆に、20~40歳代は、有権者数の構成比しては小さくないのですが、投票率が伸び悩んでいるため、投票者数に占める割合が、少なくなります。それでも、40歳代は、53.5%投票していて、なかなか頑張っているなと思いました。

着目したのは、全有権者数/ 投票者数に占める年代ごとの割合です。
(選挙は素人なので、もし着眼点がずれていたら、コソっと教えてください笑)

すっごい単純な計算なのですが、40歳代以下投票率が1.5倍になれば(50歳代以上は据え置き)、有権者数の年代別の構成比と、投票者数の年代別の構成比がほぼ等しくなります。

投票に行く人が、ちょっと周りの方を誘って、2人に一人くらいが一緒にいってくれれば達成できるレベルでしょうか?(えっ、違う!?)

それが実現したとき、国政に届く”民意の偏り”がもう少し是正される気がします。

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世代別にみたときに投票率の度合いも変わってきますし、それぞれの世代が感じる、社会課題に対するニーズは課題感も違うので、アプローチの仕方はおのずと変わってくるのだと思います。

一昨日から資料をつくり始めたので”打ち手”の検討までぜんぜん進んでいないのですが、個人的にも自分の世代が近い30~40歳代が選挙に関心を持ってもらうようなアプローチを引き続き、考えてみたいなと思いました。

”VOICE PROJECT 投票はあなたの声”や、自分のニーズと合致する政党を教えてくれるサイトもできたりして、若い方が関心を持ちやすい/ 意思決定しやすい工夫も始まっているかなと思います。

ゲーミフィケーションじゃないですが、もう少し楽しく政治に関心を持つ/ 参加するアプローチも進められないかなと思います!!

「選挙に関心をもたない若者は責任感がない」というような論調は、かなり”判断”が入った意見だなと思います。

個人的に向き合いたい問いは、「若者が選挙に行くことを阻んでいるものは何か?」かなと資料をつくりながら思いました。まずは現状を知ることから、始めていきたいと思います!

※資料をご覧いただく際にご留意いただきたいこと
・資料は、間違いがないように注意しましたが、数字には決して強くないので(苦笑)、間違っていた場合はご容赦ください。ミスリードに繋げようとかの、他意はありません。
・資料のわかりやすさを意図して、40歳代(49歳)以下と50歳代(50歳)以上を一つの区切りに分析しています。世代間での対立を助長するつもりは毛頭ありません。むしろ乗り越えていきたいなと思います。問題意識としてもっているのは、現状、政治に届く声に”偏り”があるのでは?ということです。

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