政治系YouTuber(おおよその)一覧とコメント

 政治系YouTuberをまとめてみた。とりあえず確認できたものだけなので、政治系YouTuberを網羅しているわけではないが、YouTube界での政治(情報)事情を知りたいという方には役立つと思う。
※下線はリンク。

 いわゆる「保守」「右派」(以下、右派)と呼ばれる人たちが多くなっているが、これは「僕側の力不足というより、実際にYouTubeにおける右派言論の強さの表れではないか」、と考えている。
僕の個人的なコメントは最後に載せるが、僕の個人的なコメントなんか興味ないって方は読まなくても構わない。

目次
0.問題意識
1.政治系YouTuber一覧
2.政治的な発言をするYouTuber
3.右派的なコンテンツが多いチャンネル
4.コメント

0.問題意識(個人的な問題意識なので、読み飛ばしてもらっても構わない)

 一応、このnoteを書いた問題意識を説明しておく。僕がこのnoteを書いた動機は、純粋な疑問が1つと社会的な問題意識が1つの計2つである。

 純粋な疑問は、YouTubeで政治を勉強することはできるのか、というものだ。僕は「性」について関心があるが、性に関する事柄だとYouTubeで意外としっかり学ぶことができる。それは性に関する啓発活動を行っているYouTuberがいるからだ。例えば、【性教育YouTuber】シオリーヌ由宇霧ちゃんねる【しくじり性教育】など。同じことが政治でも可能だろうか、と疑問に思ったのだ。


 社会的な問題意識の方は、いわゆる「親がネトウヨに」問題だ。この問題は、つまり、以前は特段、危惧するような政治思想・発想を持っていなかった親に代表される親しい人がネットで手に入れた(ような)右派の政治思想を持ってしまう問題のことだ。以前から、僕の周囲ではこうした問題に悩まされる人たちが結構いたが、ルポライターの鈴木大介さんが自分自身の体験をもとに、「亡き父は晩年なぜ「ネット右翼」になってしまったのか」という記事を書いて、この問題はちょっと話題になった。この記事でもYouTubeが、父の「ネトウヨ」化に加担する重要なアイテムになっている。

 しかし、その記事で固有名として登場してくるのは「チャンネル桜」や「Hanada」というそこそこ知名度のあるCS放送や雑誌までである。鈴木さんの記事から、ふっと思いついたわけではないが、YouTubeを見ない層にとってはYouTubeという世界にどのようなアカウント・チャンネルが生息し、どういう生態系をなしているのか、よく見通せていないのではないか、と思った。そして、それは非常にまずい事態だと感じたのだ。

 特に今はNHKから国民を守る党の立花孝志さんが様々なYouTuberとコラボしたり、様々なYouTuberによって言及されたりしている(世間的に一番有名なのはホリエモンさんとのコラボだろう。また、ニュースにもなった過激発言は神谷宗弊さんとのコラボ動画で出たものだ)。つまり、YouTubeの中では立花さんとすごく目立つポジションにいる。しかし、YouTuberなんて見ないという人からすれば、立花さんは変な公約を掲げていたら、たまたま当選してしまった変わった人にしか見えないだろう。


「親がネトウヨに」問題にせよ、N国党問題にせよ、「問題だ」と認識されているわりにはその問題のまさにメディア(媒体)であるYouTubeに関する分析が少ないのでは、と僕は危機感を覚えた。問題に対処するためには知識が必要だが、そうした知識が欠如している。僕は分析まではできないが、とりあえずどんなチャンネルがYouTubeにあるのか整理することぐらいはできると思ったので、このnoteを書こうと決心した。これが2つ目の社会的な問題意識だ。

1. 政治系YouTuber一覧

■政治家娘YouTuberみこちゃんねる■KAZUYA Channel■たまきチャンネル■みーちゃんの政治ちゃんねる■政治系Vtuberしおり■ANZU KINO■三神利休【政治・ニュース解説系YouTuber】■立花孝志■ChGrandStrategy■チャンネルくらら(毎日18時更新)■古是三春_篠原常一郎■みやわきチャンネル■林原チャンネル■【公式】竹田恒泰チャンネル2■TSJ(THE STANDARD JOURNAL)■花田紀凱「月刊Hanada」編集長の「週刊誌欠席裁判」■百田尚樹チャンネル■初心者向けニュース配信チャンネル■TTMつよし【国際政治ニュースch】白メガネ■兒玉菜生-Nao Channel-■ゆっくり保酒チャンネル■風花未来のリセット政治学■らぶりー日本■日本政治の底力■【政治VTuber】まつりのマツリゴト

 以上が主な政治系YouTuber(Vtuberも含む)である。YouTuberではなく、政治家が情報発信の媒体としてYouTubeを用いている場合もある。例えば、■石破茂はきわどいところだ。YouTube向けにコンテンツを作っているのでYouTuberぽいが、どことなく政治家の情報発信ぽい。■山本太郎は街頭演説や国会答弁を載せていることメインにしているのでYouTuberとは言いづらい。
 小規模メディアもなかなか分類が難しい。上記した■林原チャンネルは林原ISLというところが運営、■TSJもOTBというところが運営しているでの、YouTuberがやっているとは言えないものの、小規模だったので「一応」あげておいた。
 また、人物やキャラクターが登場しないチャンネルもある。例えば、■日本政治の底力がそれにあたる。ニュースとそのニュースに対するコメントを読み上げる形式のコンテンツだ。これもYouTuberとは言えないなあと思ったが、「一応」あげておいた。(なぜ「一応」あげておくのかといえば、後からいろいろ分類するのに、とりあえず把握しているアカウントを書き残しておいた方が何かと便利だから。)

 ちなみにVtuberとは、バーチャルYouTuberのことで、「YouTuberとして動画配信・投稿を行うコンピュータグラフィックスのキャラクター(アバター)、またキャラクター(アバター)を用いて動画投稿・配信を行う人」だそう(wikipedia情報


2.政治的な発言をするYouTuber

政治系とまでは言えないが、政治的な話題に踏み込むYouTuberもいる。以下に記載しているのが、政治的な話題に踏み込むYouTuberだ。

◽️よさまつ【不登校の東大生】◽️マスザワ内閣◽️PROWRESTLING SHIBATAR ZZ◽️三代目宏洋◽️えらてんチャンネル

YouTuberではなくが、政治系のニュースを発信するニュースアカウントもある。○DHCテレビ○SakuraSoTVが有名だ。他にもネットメディアの○ハフポスト日本版もアカウントを持っている。より独自性の高いメディアもYouTubeのアカウントを持っている。例えば、○アゴラチャンネル○Movie Iwj○videonewscomなどだ。

■印をつけたチャンネルに比して、◽️印のチャンネルは右派とか左派とかそういう政治的な分類が当てはまりづらいので、個別にちょっと紹介文を書こう。

◽️よさまつ【不登校の東大生】は東大生YouTuberだ。「天皇制」を批判して話題になったYouTuberといえばわかるかもしれない。その動画はこちら

◽️マスザワ内閣はアムウェイ批判の動画がバズったことで有名になった。政治に関係することでいえば、彼は一時期、NHKから国民を守る党から立候補を考えていたが、のちにN国党の負の感情に訴えるやり方が自分には合わないと離党した。いま(2019/10/15時点)は活動休止中。

◽️PRPWRESTLING SHIBATAR ZZは人気YouTuberのシバターさんのチャンネルだ。シバターさんには100万人を超えるチャンネル登録者がおり、これは日本のYouTuberだとおおよそ100位ぐらいだ。ここで紹介する他のチャンネルに比べると圧倒的にチャンネル登録者数が多い。
彼は「物申す系YouTuber」ということで、必然的に政治的・社会的な話題に踏み込みがちだ。しかし、政治という観点でいえば、最近では何よりN国党の立花孝志さんとの間の争いで知られている。

◽️三代目宏洋は幸福の科学総裁の大川隆法さんの長男の宏洋さんが運営しているチャンネルだ。このチャンネルは政治一般を扱うわけではないが、幸福の科学や幸福実現党の話題に特化した話題を提供してくれる。ちなみに宏洋さんは幸福の科学に対して、非常に批判的な態度を取っている。

◽️えらてんチャンネルは『しょぼい起業で生きていく』で有名なえらいてんちょうさんのチャンネルだ。基本的に宗教などを扱うが、そこから派生するかたちで政治や社会運動に触れることもあるので、政治的な発言をするYouTuberに加えておいた。


3.右派的なコンテンツが多いアカウント

はじめに右派が多いと述べたがここでいわゆる右派に入るアカウントをまとめてみよう(ここで分類するのはすでにあげたものだ)。

■KAZUYAチャンネル、■みーちゃんの政治ちゃんねる、■ANZU KINO、■三神利休【政治・ニュース解説系YouTuber】、■立花孝志、■ChGrandStrategy、■チャンネルくらら(毎日18時更新)、■古是三春_篠原常一郎、■みやわきチャンネル、■林原チャンネル、■【公式】竹田恒泰チャンネル2、■TSJ(THE STANDARD JOURNAL)、■花田紀凱「月刊Hanada」編集長の「週刊誌欠席裁判」、■百田尚樹チャンネル、■初心者向けニュース配信チャンネル、■TTMつよし【国際政治ニュースch】白メガネ、■兒玉菜生-Nao Channel-、■ゆっくり保酒チャンネル、■らぶりー日本、■日本政治の底力、■【政治VTuber】まつりのマツリゴト

 ここでいう右派とは形式な区分だ。韓国を批判するコンテンツが多い、既存野党に批判的な発言が多い、などの傾向があるものを右派に区分した(自分自身で「右です」や「嫌韓です」と言っているものも、もちろん、右派に分類した)。こうした形式的な区分なので、何か深いことがわかるわけではないが、アカウント数的にはYouTube上では右派的な論調が一定程度勢力を持っていることがわかる。(僕が左派のチャンネルを把握し切れていないだけかもしれないが...)
 これはアカウント・チャンネルの多さだけではなく、チャンネル登録者数からもわかる。例えば、おそらく政治系YouTuberとして最も著名なのはKAZUYAが運営しているKAZUYAチャンネルだろうが、そのアカウント登録者数は68万人だ。他にも右派のチャンネルではチャンネル登録者が10万人を超えているものがいくつもある。■立花孝志は52万人、■ChGrandStrategyは17万人、■チャンネルくらら(毎日18時更新)は158,000人、■【公式】竹田恒泰チャンネル2は266,000人、■花田紀凱「月刊Hanada」編集長の「週刊誌欠席裁判」は517,000人だ。一方で、野党である国民民主党の玉木雄一郎議員がやっている■たまきチャンネルの登録者数は22,500人で10万人には届かない。
 ただし、政治系はそこまで広範に人気を得られるチャンネルではないのかもしれない。例えば、日本で最大規模のYouTuberははじめしゃちょー、二番手はヒカキンであるが、はじめしゃちょーは820万人、ヒカキンは774万人のチャンネル登録者がいる。

 補足的なものになるが、左派のYouTuberにも触れておこう。■ANZU KINOはリベラルネット戦略というハッシュタグをつけていることからわかるように左派だ。コンテンツのテーマも左派側で話題になる(なった)テーマが多い。しかし、このチャンネルの登録者数は決して多くない(チャンネル登録者数1300人)。YouTuberではないが、にいがた青年ユニオンという労働組合も動画の配信を行っているが、こちらもチャンネル登録者数は246人だけだ。


4.コメント

 YouTubeで政治的な内容を検索すると過激で右派的な論調のコンテンツがよく引っかかる。それらに関する政治的な善し悪しには敢えてここでは触れないでおく。しかし、とても気になる点として情報の質の低さ・少なさがある。ある程度のチャンネル登録者数を抱えているアカウントでも既出のニュースに「ネットの反応」や自分の感想を付け加えるという形式のコンテンツを配信しているところがある。「ネットの反応」(しかも恣意的に選び取った反応)を紹介することにほとんど情報としての価値はないだろう。感想はそのYouTuberを理解するのには役立つかもしれないが、物事の理解を促進するような知識を提供してくれるわけでもない。要するに、こうした形式の動画を見たところで、(感情の高ぶりは得られるかもしれないが)知識は得られないのだ。

 暫定的な答えだが、現状ではYouTubeで政治を勉強するのは難しいだけではなく、過激な意見が多いという特徴から危険だとすら言える。もちろん、YouTubeにも有益なコンテンツがある。例えば、マスメディアのアカウント・チャンネルやネットメディアのアカウント・チャンネルは当たり前であるが信頼性の高いニュースを配信している。すでに紹介したが○ハフポスト日本版は、先進的な情報を発信しており、若者に馴染みやすい動画になっている。

 現状、YouTubeで政治を勉強するのは危険だと判断したが、一方で、若者が政治に親しみを持つきっかけを作るという点で、非常に良い仕事をしているチャンネルもある。それが、■政治家娘YouTuberみこちゃんねるだ。「みこちゃん」を名のる学生が、主に政治家の活動や政治家へのインタビューを配信しているチャンネルで、等身大の政治家を知ることができる。しかも、ネガティブな感情が湧き上がってくるようなコンテンツではなく、穏やかな気持ちで動画を見ることができる。
 個人的にはメディアは政治家に対して批判的であるべきであり、あまり政治家個人に寄り添った内容を流すべきではないと思う。しかし同時に、YouTubeには個々の政治家に寄り添って和気あいあいと進むコンテンツがあってもいい。(もちろん、これにはいろいろな意見があると思う。政治家に対しては常に批判的に接するべきだという意見もあるかもしれないが、僕は総体的に見て、政治家に対して批判的な言論・メディア環境ができていれば、部分的に「和気あいあい」コンテンツがあっても良いと思う。)
 さらに、このチャンネルのすごいところは様々な政党の政治家が出演していることだ。自民党の石破茂、立憲民主党の山尾志桜里などなど大物・有名な議員も出演している。特定の政党によらずに情報を発信し、しかも有名な政治家が出ている。それでいて、和気あいあいと進行していくという点で他に類を見ないコンテンツになっている。

コメントをまとめると、
・YouTubeには質の低いコンテンツが溢れており、YouTubeで政治を勉強できる状態ではない。
・YouTubeには大手のメディアがやっているニュースチャンネルもある。
・政治を勉強できるわけではないが、独自の観点から政治家について配信している■政治家娘YouTuberみこちゃんねるはオススメ。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
14
政と性に関心がある若者です。社会をデザインし続けるための情報をシェアしていきます。 twitter→ @Ken_Saito_
コメント (1)
はじめまして。政治アナリストのチャオ❤️です。みこちゃんねるの、みこちゃんがきっかけでYouTube番組を私も開始しました。
これまでは、Twitter、note、ツイキャスを中心に日々の活動を発信していたしたが昨年の10月下旬からYouTubeを開設しました。
現在、ほぽ毎日 政治ニュースを発信しています。‪以下が、最新の動画です。
なお、こちらのnoteを私のTwitterで
紹介させていただきました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
チャオ❤️

いよいよ今日から予算委員会スタート‼️ 桜を見る会、 IR汚職事件、河井案里・河井克行夫妻1億5千万疑惑追及へ‼️不祥事山積み国会、与野党の攻防を政局ウォッチNOW❤️ ‬
https://youtu.be/vZZWh-lcoRs @YouTubeより‬
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。