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フリーランス1年生へ「僕たちは稼がなくてはいけないんだ」

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クリエイター、ライター、ミュージシャンほか、物事を作ることをお仕事とした「フリーランス(個人事業主)」が投げ出してしまいがちな「税金」。そこで損しないための体験談と対策をまとめて…
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#仕事

13/【フリーランスならではの特権】クリエイターなら経費(勘定科目)をこう作る

●勘定科目は自由に作って良い 「海外旅行だって経費で落とせるよ」 それを言うと会社員の人たちは「マジかよ?それ違法じゃないの?」と笑いつつ羨ましがってくれます。そうなんです。会社には事業目的として定められた事業の種類があるので勘定科目はある程度決まったものになってしまいます。しかしフリーランスは自分の仕事を自分で管理することが前提です。だから、それにまつわる経費も自由に作ることができるわけです。これはフリーランスならではの節税の大きな強みになります。大いに活用しましょう。

12/【ちょっとズルいけどトクをする】フリーランスなら楽しい旅行に経費で行ける

●「経費」で贅沢するのは収入次第 「交通費が経費になるならタクシーだって乗り放題だ!ラッキー!」 と思われるかもしれませんがこれは間違いです。経費として申請することは「節税(支払う税金を少なくするため)」には大事なことですが、その時に使ったタクシー代がチャラになるわけではないことを重々承知しておいてください。経費でタクシーにノリまくったりすれば、その時のお財布が寂しくなるのは明らかです。 ●フリーランスなら経費で海外旅行に行くのも可能! その代わり、収入が上がってお財布

4/【フリーランス1年生】税金?じゃあ、まず何をすればいいの?

●青色申告の第一歩は「申請書」 さて、ここまで読んでくれたフリーランス1年生、または「よーし!じゃあオレも青色申告しちゃうぞ」と思った人。そんな人はまずは税務署に行って「青色申告承認申請書」を出すんですよ! これがまた、面倒くさい話で、青色申告をするためにはその年の3月15日までに青色申告承認申請書を所管の税務署に提出することが必要なんです。つまり、春から動き出しても来年1月の確定申告では、青色申告65万円の控除の対象から外されちゃうんです(青色申告でも控除は10万円)。

3/【フリーランス1年生】損しないための青色申告を決意しよう

●なぜ青色申告でないと損してしまうのか? あるとき「税理士の知り合いから青色申告した方が得なんじゃない?」と言われ区で開催されている確定申告相談会に出かけました。(皆さんのお住いの地域でも、確定申告の相談会などが開かれていると思います)。そしたら税理士の人から「オススメは断然、青色申告です」と言われました。 「え?楽だから白色申告をしてきたのに……青色申告って個人じゃ大変なんじゃないですか?」と思ったんですが、話を聞いてみたら実はそこまで大変なこともなかったんです。 何し

1/フリーランス1年生へ「青色申告」のすすめ

フリーランス(個人事業主)として仕事をしている友人、知人には「組織に縛られるのが嫌だし、気が楽だからフリーランスをやっている」という人が多いんです。要するにみんな面倒くさがり屋なんです。だからなのか、何なのか「お金」に対しても結構雑な人が多い。 私は事情がちょっと違っていて、職業柄フリーランスとしてしか仕事を取れないわけで、そこまで面倒くさがり屋ではないので、別に会社員として構成作家業が続けられるならその方がいいとも思っているわけです。実を言えば、作家デビューして20年は構