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和竿について。その機能性と魅力まとめ。

こんにちは!2020年に東京から埼玉県に引っ越してきて、友達とスタジオサイタマという会社をやっている加藤です。

釣り好きがこうじて紆余曲折あって「和竿」が素晴らしい!となり、寝ても冷めても和竿のことしか考えられなくなってしまったため、和竿のオンラインストアを開設しようとしています。

今日はそのオンラインストアでまとめ中(2020/1/16現在)の、和竿の機能性と魅力まとめをちょい出ししようと思います。

「和竿」とは=

職人が作った、竹・漆・絹で作られた日本独自のバンブーロッドです。
世界有数の魚文化が根付く日本で、あらゆるフィールドやターゲットに対応するために独自の進化を遂げた竹竿を指します。明確な定義はありませんが、竹竿の中でも職人による製造プロセスと、厳格な品質管理がなされた一部の釣竿を「和竿」と総称します。江戸時代に庶民の文化として花ひらき、その技法は現在まで受け継がれてきました。

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「和竿」の種類=

フィールドやターゲットごとに異なる、多彩な展開。
和竿は3cm程度のタナゴなどを狙う竿から、ピラルクーなどの大型魚に至るまで、ターゲットごとに豊富なラインナップを揃えています。魚種以外にも釣り方や好みの調子に合わせた竿がありますので、ご自身の釣りに最適な1本をお探しいただけます。
※商品リストにない種類の釣竿もオーダーメイドが可能です。

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最大の特徴=

唯一無二の釣り味。それは植物素材が持つ、粘りと跳ね返りの良さ。
「釣り味の良さは竹竿が一番」だと言う釣り師は少なくありません。それは植物の縦に走る繊維が持つ伸びの良さと、竿が元に戻る際のバランスの取れた反発力。自然の環境下で育った竹だけが持つ、他の素材との違いがあります。一度和竿で獲物を取ると、もう他の竿には戻れません。

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最大の誤解=

強度が弱く、感度が悪い?
これは誤解です。
確かにグラスやカーボンロッドには強度で負けるかもしれません。「とにかく折れない竿を」という方には不向きです。ただ、日本の職人が全ての工程を手作りしているこの竿は、決して簡単には折れません。
その秘密は、数ある竹から最高の素材となる1本を見抜く目利き力と、刀鍛冶のように火を入れて竹を鍛えていること。炭化直前まで熱された竿は硬さとしなやかさを手に入れます。

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和竿の寿命=

和竿は一生モノです。
日本では古くから、本当に良い道具は修理して長く使えることが当たり前です。和竿もそう。万が一折れてしまっても、簡単に修理が可能です。だから、自分の世代はもちろん次の世代まで、ずっと使い続けられる一生モノの道具になるのです。長い目で見たらこんなに丈夫な竿はありません。

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和竿の希少性=

オールハンドメイド、素材すらも世界に1本。
竹林に入って1本1本採取した竹は、全て個性が異なります。それらを職人が部位ごとに組み合わせて1本の釣竿にします。その過程の全てがハンドメイドなのはもちろんのこと、素材すらも地球上に2本とありません。完全なる世界に1本のロッドです。

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和竿だけの魅力=

それは和竿を手に現場に立った時に訪れる、「WAZAO-TIME」の存在。
和竿は全て自然の一部でできています。だからこそ和竿を扱うには、1本1本の個性と向き合わなければなりません。その竹の性質を感じ、自分のリズムと調和が取れるように釣竿と対話する。それは釣り人が愛して止まない、釣りの本質的な喜びの1つであり、「釣りの心」を高揚させる魔力そのものです。自然の特性を理解して自然と向き合い、その先で出会う一匹の魅力をご自身で体験してみてください。

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以上です!

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