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Vtuberが読書実況をやってみた

読書実況って何? という人のために説明しておく。
作者を目の前に、作者の小説を読んで生のリアクションを提供する配信だ。

ニュアンス的には「マンガの持ち込み」に近いかな。
ただし、読み手は単なる一読者ってところが違う。

俺は小説家じゃないし、編集者でもない。
それなのに「とても役立ちました」って感謝されたんだ。

今回はそのことを話そうと思う。

クソザコでも始められる読書実況

読書実況をやってみて思ったことは俺はクソザコってこと。
しょうもないことしか言えねぇ。
おんなじ話ばっかだ。

俺はまだ小説家じゃない。
ましてや編集者でもないんだ。

何者でもない俺が2019年7月31日に読書実況を始めた。

1日1作品くらいのペースで読もうと思ったのね。
俺は4月デビューの物書きVtuberだから活動3ヶ月記念として。

俺って後先あんま考えないバカなんだよなぁ。

約100作品のご応募があった。

読めねえ。

100作品すべて読むのができたワケ

100作品すべて読んだ。
読み終えるのに半年かかった。

活動3ヶ月記念とは??

もちろん活動半年記念は行ってない。
だって3ヶ月記念も出来てないのに半年記念は筋が通らねえ。

半年記念Vお祝い祭のお誘い断って本当に申し訳ない。
これもすべて俺がバカなのと読むのが遅いのが原因なんだ。

それでも読み切れたのは、ある種の覚悟をもって読んでいたからだ。
物書きのVtuberは俺以外にたくさんいる。
俺はココニイルと示さなければ、Vtuberになれないと思っていた。

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100作品の作者みんなに花丸💮付けたい

時間がかかったが、応募作のうち40作品をTwitchで配信した。
すべてアーカイブに残している。

実況しなかった60作品は移動中とか会議中とかに読んだぜ。

どれも楽しかった。
少なくとも何らかの良さは見つけられた。

みんなに花丸💮

いや、笑い事じゃないぞ。
それぞれの地獄を耕しておくといいだろうな。
いずれ自分の強みになると思う。

俺は応援するぞ。

原点は海猫沢めろん氏の5分で読める読書実況

そもそも俺がどうして読書実況を始めたかなんて話はどうでもいい。
結論から言えば、読書実況は俺以外にもやってる人がいる。

まず、海猫沢めろんさん。
俺の読書実況スタイルは大いにこれを参考にしている。

既存作品だけを読んでいたが、どれも青空文庫なので形式はweb小説だ。

読んだ作品
『蜘蛛の糸』『檸檬』『山月記』『人間失格』『ドグラ・マグラ』

制限時間5分で読むので、蜘蛛の糸以外は読みきれないのは仕方ない。
まだ5作品しか読んでないのに終わっちゃった。

また、めろんさんはmonokaki編集部でweb小説の紹介記事を書いている。

この2つが合体したらおもしろそうだと思ってやった。
やってからいくらでも考えりゃいいかってね。

丁寧な感想を求めるなら夜見ベルノ氏のツイキャス

ここまで読んで察してると思うけど、読み手として俺は不適切だ。
俺は書き手でもある。

純粋な読者に読んでほしいという時にぴったりな配信者がいる。

夜見ベルノさんはスコッパーのVtuberだ。
スコッパーというのは埋もれているweb作品を発掘する人のこと。

主にツイキャスで配信している。
正直、俺より読書実況のコンセプトに適したVtuberだと思う。

一文ずつしっかり読み込む丁寧な実況が特徴だ。
時にはセリフの音読で配信を盛り上げている。
同時接続数も多く、作家系Vtuberがたくさん顔を出すので賑やかだ。

もしあなたが読書実況をするなら、彼は必ず参考にした方がいい。

読み手・実況者としての如何屋サイと

俺の読書スタイルは要点さらって流し読みマンだ。
常にちょっとだけ先読みしながら読んでいる。
すると読むべき文章にハイライトが浮かび、取捨選択できるという具合だ。

で、これらを実況している。
基本は「まとめ読み▶要約▶先読み▶先読みの精度調節」の繰り返しだ。

もちろんコメントがあればその返答をしている。
つまり、俺はいわゆるライト層でエンジョイ勢な読者ってことだ。

書き手としての意見を披露することもあるが、鵜呑みにしない方がいいな。
こういうのはプロの意見を参考にしてくれ。
俺はまだプロじゃない。

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読書実況は作品の生リアクションを見れる貴重な機会

上で書いたみたいに俺という読み手に個性は無い。
つまり、読書実況の普遍的なメリットを見いだせたのではないだろうか?

それは作者が読み手の生リアクションを見れることだ。
読書実況は読者を何を感じながら小説を読んでいるのか明らかにする。

これが作者からすれば「とても役立ちました」なのだろう。

それ以外に何が役立ったのかは知らない。
役立つようなことは言ってないと思うけど、結果オーライならいいか。

誰でも読書実況はできる。

付加価値を付けて多くの人に見られる配信にするとか、
よりメリットが多い実況にするとか、
細かいことは考えなくていい。

そういうのは始めてから考えるものだ。
騙されたと思って読書を実況してみよう!

初心者にオススメの作品

読書実況を始めるなら、
まずは失敗しても許してくれる人の作品を見つけよう。

とりあえず以下に挙げる3作品は大丈夫。
読書実況する時はTwitterかコメントで俺に知らせてくれよ。

まず1万字以内の短編を何作か貼っておくぜ。
短いから慣れるのにちょうどよいだろう。

これは読書のリアルタイム性をテーマにした小説だ。

勇者の仲間と魔王Lv1 - 俺の魔法で魔王が美少女になってしまったけど、勇者(女)が容赦なく討伐しようとするので全力で阻止します - 小説家になろう

これは小説家になろうによくある勇者と魔王ものの小説だ。

以下は連載作品だが、4話まで読めば良い。

これはweb小説で読むこととは何かをきっと教えてくれるだろう。

さいごに

俺は物書きVtuberとして小説に関する活動をしている。
毎日21:00の読書実況が主な活動だ。

趣味でゲーム作り、料理、ポタリング、登山、温泉巡りをしている。
なんか10年後も同じことしてそうだな。

noteでは小説と趣味について書く。
興味があったらぜひフォローしてくれ。