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【2024.10】一歩を踏み出す


自分事として

20代の頃に勤めていた会社の先輩(50代前半)と久しぶりに再会しました。その先輩は10年ほど前に会社を退職し、現在は独立開業されています。積もる話のなかで強烈に印象に残ったことがありました。

「日本は貧乏な国になってしまった。アジア諸国の一部の人々と比べても生活水準はもはや大差がない。日本の失われた30年の間には、たしかに就職氷河期があった。賃金は上がらなかった。景気は上向かなかった。努力しても報われなかったことが多かったかもしれない。しかしながら、それを言い訳にして何もしないのはもっとあかん。日本をこのような状態にしたまま、あとはよろしくと次世代へ引き継いでしまうわけにはいかない。我々世代の責任は大きい。もっと努力して良い日本、良い社会にしていこう。」

膝をうつとはまさにこのことだと思った次第です。

一人ひとりの積み重ね

様々な背景や事情があったにせよ、他所の責任にすることは決して好ましいことではありません。物心の両面を高め続けることが大切です。誤解しないでいただきたいのは、皆が努力していないということではありません。全ての人々が毎日頑張っていらっしゃいます。

それでも私自身を振り返ったときには、もっとやれることがあったのではないか、もっと成長できる余地があるのではないか、頑張り方が間違っていたのではないか等と反省することがたくさんあります。このような、あと一歩を踏み出す思考や行動を全員で行うことができれば必ず大きな力となって良い変化を生み出すに違いありません。

投資信託も同じ考え方ができます。一人ひとりの積立金額は多額ではなくても、数多くの人々が集まれば毎月しっかりとした分散投資を行うことが可能です。おかげさまで私たちの3つのファンドには直接販売および販売会社を通じて約65万人の力、信じて託してくださる期待や信頼などの思いが詰まっています。

共に成長するために

2022年2月に生まれた末っ子のセゾン共創日本ファンドも、ゆっくりと成長を重ね、積立設定を行ってくださる方も増えています。毎月動画配信している月刊セゾン号では瀬下と岩下、2名のポートフォリオマネージャーから皆さまへメッセージをお届けしています。

ご存知の通り、セゾン共創日本ファンドは選別した銘柄に投資するアクティブ運用のスタイルです。岩下を中心とする運用体制のもと、チームが厳選した企業の株式に長期的な視点で投資してまいります。社会にとって必要不可欠なモノやサービスを提供し、私たちの暮らしを支えてくれている企業に対して投資を行うことで、私たちの意思やメッセージを伝えていきます。長期保有が可能であることは将来の成長が見込めるということであり、人々や社会から企業が支持されるということです。

暮らしを豊かにしてくれるだけでなく、企業を取り巻く関係者、従業員や取引先なども含めて幸せでなければ持続可能な成長を成し遂げることはできません。即ち投資先企業の価値が上がれば、私たちの資産を増やしてくれるだけでなく、私たちが暮らす社会や生活の質を向上させてくれるのです。単に儲かればそれで良いという思想とは全く異なるアプローチです。

世には様々な投資手法があり、私はそれ自体を全く否定するものではありませんが、セゾン投信の運用は結果だけでなくプロセスにもこだわります。大切なお客さまを最優先に考え、投資先企業と共に発展していく、これからもセゾン共創日本ファンドは優しく丁寧な運用を続けてまいります。
(2024年9月25日)

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