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言葉って、からだで読むんだ。


最近のわたしの中での最大の衝撃。


文章って、からだで読むんだ!

言葉って、からだで聞くんだ・・・!!


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6月、久しぶりにゆっくりと自分のための時間を取りました。

やらなきゃいけないことよりも目の前の「今」をゆっくり味わう時間。
やりたかったけれど後回しにしてたことをする時間。


子供の頃から小説を読むのが大好きでした。
ありきたりな表現だけど、物語の世界にどっぷりと入り込む感覚が好きで。

なのに社会人になってから段々と、特に起業をしてからは本を読むと言えば実用書ばかりになり、小説をゆっくり読むことが少なくなっていった。


小説が読みたい・・・!!!

その衝動に任せて半月で5冊連続読破。



そして気づいたのが冒頭の感覚。


本を読んでいる時って
ものすごくその世界に入り込んで没頭できるときもあれば
文字は読んでいるのだけど全然頭に入ってこないこともある。


なにが違うんだ?


ふと、その時の身体の感覚に意識を向けてみる。



どっぷりと本の世界に入り込んでいる時は


ビリビリビリ・・・・!!


身体中の細胞、特に手や胸のあたりが微振動しながら反応し
身体の内側になにかしらの「流れ」を感じる。

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一方で、文字は追いかけているにも関わらず全然頭に入ってこない時は
身体は全く反応せず、目が疲れ、脳のあたりがクルクルクル…と読み込みの遅いパソコンのように空回り。


言葉って、からだで読むんだ。


目や脳で読むものだと思っていた文章は
どうやら頭だけで読んでいても入ってこないらしい。


言葉と、文字と同調して
まるで言葉とダンスするように全身で感じながら読むとき

その言葉の奥にあるエネルギーや、景色、色や音まで感じられる。

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それを人は「物語の世界に引き込まれる」と表現するのではないだろうか。


とは言えこれは小説などのいわゆる物語だけでなく、実用書でも、このnoteのようなブログ記事などでも同じ。


どんなに綺麗にまとまった文章でもどうしても読み進められない時があるかと思えば
特に文章がうまい訳じゃないのに、ズシン!と心の奥まで響いたり、じわじわ、ジュワジュワと体内に染み込んでくるような感覚になる時もある。



それは言葉・話を「聞く」時も同じで。

良い話をしているのに印象に残らなかったり、全く理解できない時もあれば
小学生でもわかるようなシンプルな話しかしていないのに、心の奥底が震え、涙する時すらある。

言葉って、からだで聞くんだ。




つまり逆の視点に立てば、ただ文章を目で追いかけるよりも
身体の感覚を使って読む、身体で受け止める。と意識しながら読むだけでも
言葉の奥へ進むことができ、受け取る感覚は変化する。

ただし、受け取り手の意識だけでなく
書き手・話し手がどれだけ自分の内側のエネルギーを感じ取り、その文字や言葉にどれだけそのエネルギーのまんま纏わせているかが大きなポイントになるようだ。


きっとこれは絵や音楽でも同じことが言える。


心を揺さぶられるような、全身で言葉のエネルギーを浴びているようなあの快感。


人はうまい文章じゃなくて、良い話じゃなくて

あの快感を求めているのかもしれない。


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私が大好きなことばを紡ぐ作家さん・おーなり由子さんの言葉は
光と、色と、音と、温度と、やさしさに満ち溢れている。


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くろかわさいこ
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