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11月チェロレッスン3回目:次の曲。

二週間前に、3月に出演する祈りのコンサートの楽譜を渡された。

モーツァルト「レクイエム」。
合唱も入る、豪華なコンサートだ。

まだ冬の定期演奏会も発表会も終わっていないけれど、気分転換に製本して譜読みをした。

「モツレクはオケマンなら経験しておくべき。最後の曲なんか、弾きながら泣けてくる。」
と先生。

「ただし、手強いよ。」とも…。

譜読みを始めて数分。
「うん、定演終わってから落ち着いてやろう!」
😅😅

   ★✴︎✴︎✴︎✴︎

楽器調整して臨んだ発表会前日のレッスン。

「ああ、音、大丈夫になったんじゃない?」
と先生。

良かった…。工房のお兄さん、ありがとう。

「この前Kさんにはその楽器の調子を事細かに話してたから。考えてくれたんだろうね。」

おにいさん、先生にネチネチ言われたんだ…申し訳ない。
あの時私がちゃんと「いつもと音が違う」ってお兄さんに言っていれば、こんなことにならなかったのに。
レッスン終えたら、お礼の電話をしよう…。

明日弾く3番サラバンド。

本番通りに弾いてみて、先生のジャッジをもらう。

「本番直前に色々言うと混乱するからあんまり言いたくはないけれど。フレーズの区切りをどう表現するかは考えたいよね。」
一気に3箇所指摘される。

「区切るのと切れるのは違うから。」
曲がブツブツ切れているらしい。
確かに格好悪い。

「あと、やっぱり最後が息切れしてるなぁ。途中抑えようと思っても盛り上がっちゃうみたいだけど、体力温存しないと持たないよ。」
…ですね。

数回繰り返して本番前レッスンを終える。

   ★✴︎✴︎✴︎✴︎

さて、発表会後のレッスン予定を決めなければならない。
次、何を練習するか?

「5番やりたいんだっけ?」
と先生。

ですです、無伴奏5番!

「ホントに?1年がかりになるよ?」

5番弾けるようになりたくて、チェロレッスンを再開したんだもの。

「じゃあ、どうぞ。」
先生が自分の楽譜を開いてくれた。
写メしていいよ、ということだ。

先生の楽譜。

先生の楽譜には、ボウイングや指遣いなど、弾き方のコツが詰まっている。
昔からのルールで、レッスンを受けることになった曲だけ先生の楽譜を見せてもらえる。

先生の家にいた時も、先生の部屋には鍵はかかっていなかったが、楽譜が詰まっている書棚には鍵が掛かっているという徹底ぶりだった。

オケの楽譜が欲しい時は(私の担当がヴィオラだったので、主にスコア)、先生にお願いをして出してもらっていた。

一通り写メし、帰宅後、譜読みしながら自分の楽譜に書き写すのだ。

やりたかった曲を学べるのでとても嬉しいけれど。
私には難曲だとわかっているので、ちゃんとついていけるのか?
明日に控えた発表会のこともあり、不安の方が大きくなってしまった、11月最後のレッスンだった。