漫画イラストフリーランス座談会に参加してきました。
つい先ほど、漫画家のあんじゅ先生、ヤドカリコ先生、ファシリテーターのちづみさんによる、オンライン座談会に参加してきました。
情報量が本10冊分。
生配信での質問にもその都度答えてくださり、予定は1時間半だったところ、2時間ほどに延長されました。
メチャクチャいっぱい質問させて頂きました。時間延長に加担したと思います。大事なお時間を奪うことになり申し訳ございませんと思いつつ、満足感でいっぱいです。
内容は、
・始めたての頃の仕事
・営業仲介サイトの違いと使い方
・安定してきた頃合い
・先生方の生々しい収入
・どう営業してきたか、提案で気を付けること
・失敗談
・自分の絵柄について
などなど、漫画で仕事をしてみたいと思っている人にも、既に仕事にしている人にも聞いてほしい話が盛りだくさんでした。
お二人のことをツイッター上では存じ上げていたものの、ご自身の考えていることや、仕事の話をきちんと聞いたのは初めてでした。
ヤドカリコ先生の効率アップと戦略を練って着実に収入を上げてきたこと、あんじゅ先生の自分のキャラクターを把握しコンテンツ化してきたこと。
私は今まで漫画を描くこともありましたが、ただ趣味で描いてきたもの。
マネタイズについて真剣に考えたことも、そもそも、自分の絵や漫画でお金を貰うことすら考えたことはありませんでした。
そんな私にとって、お二人の話は衝撃的。
こんな風に収入化していく方法があるんだ…と思いました。
特に印象的だったのは、あんじゅ先生が自分をコンテンツ化したことで、依頼の質を自動で高めてきたんじゃないかな?ということ。
作成したものを依頼主に提示し、修正を頼まれる…というのは、漫画家界ではあるあるなのだそうです。
でも、あんじゅ先生は「ほとんど修正が掛からない」と言っていました。
ラフやネームを丁寧にこなし、クライアントの意向を読み取る、あんじゅ先生の努力と感性の結果…と言えば完結してしまいますが、それだけではないと感じました。
あんじゅ先生が自分を主人公とした漫画を発信し、さらに本を出して、より名前やイラストが広まったことで、依頼人は少なくともあんじゅ先生のキャラクター性や考え方を知った上で依頼してきます。
依頼人は、数多くいる漫画家の中の一人ではなく、一人しかいない『あんじゅ先生』に頼むんです。
頼む側からしたら、他人に替えることはできないし、どんなものを描いているのか、ある程度わかった状態です。
知っていることで、ある程度大きさのある『受け皿』が心の中に存在した状態で仕事を頼むので、修正してほしい気持ちが起きにくいのではないか、と。
もちろん、あんじゅ先生の漫画をけなしている訳ではありません。表現力豊かで、本当に素晴らしい作品ばかりです。
相手が自動で『受け皿』を準備するようになるまで、色んな仕掛けを作ってしまったあんじゅ先生は、作家としてだけではなくビジネスマンとしても物凄い才能をお持ちなんだと思いました。
よくよく考えると、仕事量も尋常じゃないです。連載に、打ち合わせに、オンラインサロンに、ブログに…。
とてもじゃないけど、そこまで追いつけません…。
ヤドカリコ先生も、クールな印象でしたが、お話をうかがっていて凄まじい仕事量と勉強量でした…。セミナーやブログ、連載や広告漫画・イラスト…。
お二人とも半端ないです。
私は、漫画を『自分が描くもの』として捉えていましたが、本当は『自分と直結した第二の脳』だったのかもしれません。
こうしてコンテンツは作っていくのだな、と。
本当に勉強になりました。
私も、自分の作品から逆算して、自分のことを捉え直し、もう一度描いていってみようと思います。
あんじゅ先生、ヤドカリコ先生、ちづみさん、ありがとうございました!
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