見出し画像

川上で起こっていることは何だろうか

林業と木材関連産業には、様々な人々が関わっている。川になぞらえて、その役割を川上、川中、川下という言い方をする。

川上⇒森林所有者や素材生産者等

川中⇒丸太の流通業者、製材、集成材等の加工業者、製品市場・木材問屋等の木材製品の流通や需要者への販売業者、プレカット事業者等

川下⇒工務店・住宅メーカー等

当社は、近くの山から伐りだしてきた唐松(カラマツ)の丸太を仕入れて、集成材を製造・加工し、現場で建てるところまでを事業としている。川中から川下の一部までは当社が関わっていることになる。

今後都市部で木造の高層ビルが予定されたり、公共建造物を木造化しようという動きが活発になってきている。これは当社にとっては、喜ばしいことではあるが、様々な問題がでてくる。その最も根本的な問題は、必要なだけの丸太を確保できるかどうか。設備などはお金はかかるが、お金の工面ができれば何とかなる。しかし、丸太は30年、40年、50年と長い時間をかけて大地に育まれるものであって、工業製品ではない。

川上で水が濁ると、川中、川下まで水が濁ってしまう。今、川上では何が起こっているのだろう。まずそこから調べることにする。

画像2

技術でつなぐ木のみらい 齋藤木材工業株式会社 :https://saito-mokuzai.co.jp/
森を循環させるウェブメディア 森の中 :https://mori-naka.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?