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絵本であそぼ。絵本は何度もあそべるコスパの良い玩具。子どもと一緒に笑ったり泣いたりできるツールです。

文字を読むだけでなく、絵を読む。子どもとあそぶときは、絵本の読み方にルールなどありません。(偉い先生が見たら怒るかな・・・?)

 絵本が好き過ぎて、絵本についての記事を書くことにしました。
 わたしの絵本との関わり方はあまりお利口さんではないけど、子育てに使えるかなと思って書きます。

 物語絵本の読み聞かせであれば、抑揚を抑えながら物語の真髄を伝えることが必要でしょう。けれど、ナンセンス絵本や、赤ちゃんのための絵本はどんどん自己流に遊んでしまった方が楽しいです!例えば「いないいないばあ」をブタや牛の鳴き真似で読む「ブーブ、ブブブ、ブー!」「モーモ、モモモ、モー!」とか、オノマトペが綴る絵本をホラー風に読むとか、特に赤ちゃん絵本なんて、小学生になっても全然遊べますから、小さいうちからぜひ、絵本を集めてあげて欲しいなと思います。絵本は子どものためだけにあるものではなくて、お父さんやお母さんが子どもと一緒に楽しさを共有することのできるツール。買ってもいいですし、図書館で借りたり、リサイクルやお下がりをいただいたり。特にボロボロになった本を見ると、これは子どもが好きな本なんだなということが分かりますよ!

絵本好きになったきっかけはござの上での絵本パーティ

 24年前、上の子(娘)が生まれた時、当時住んでいた平塚のアパートの近くに子どもの本屋さんがありました。夫の転勤で地元から離れて暮らしていたため、孤独な子育ての始まりでした。当たり前ですが、赤ん坊と二人だけで過ごす日々は、絵本を読んでも、おしゃべりをしても一方通行。ずっと独り言を繰り出しているようで、もともとおしゃべりでもないわたしは、段々赤ん坊に話しかけるのがつらくなってきました。わが子はもちろん、可愛いのだけれど・・・。
 時々、お散歩で通る本屋さん。子どものバギーを押して通りかかった丁度その日は、月に一度の絵本パーティの日でした。「ぜひ一緒に参加していって」と言われた会場は、店先に広げたござの上(笑)。内容は「ママたちが、自分の子供が今好きな絵本を読み聞かせし合う」というシンプルなもの。まだまだ「ゼロ歳児に絵本を」という風潮は少なかった時代ですが、そこにはまだ歩けない赤ん坊を連れたママたちが5〜6人程集まっていました。一人ずつ、ママたちの読み聞かせが始まると、赤ん坊たちは絵本に釘付け。赤ちゃんだけに通じる笑いがあるのか?不思議なオノマトペに反応する赤ん坊たち!わが娘も知らないママがお話しする方をじっと見つめて、わたしの膝の上にいたように思います。自分だけで選んでいたら絶対なかったストーリーや、大人もじんとくる挿し絵に、わたしはたちまち絵本の虜になりました。
 S N Sはもちろん、インターネットで調べることすら一般的ではない頃です。私は毎月毎月楽しみに、その「読み聞かせあい会」に参加していました。言葉の話せないわが子に、絵本を通じて話しかけ、遊んでいくことで、随分育児がラクになりました。それからしばらくして、娘が1歳2ヶ月で初めて言葉を話し始めた時は、親子で長いトンネルを抜けたような、明るい気持ちになり、絵本を読んであげることが益々楽しくなりました。

絵本の本棚はきれいに揃っていてはいけない

 絵本の本屋さんだったのか、絵本作家さんのお話だったか「絵本の本棚はきれいに揃っていてはいけない」と教えていただいたことがあります。絵本は、作家さんや出版社さんがこうすれば子どもが楽しい、物語が伝わる、読み手がびっくりする!などと色々思考錯誤して、縦長だったり、横に長かったり、小さかったり、大きかったりしているのです。そんな魅力的な本が、同じサイズで理路整然に収まるはずがないのです。絵本の本棚はおもちゃ箱と一緒だとわたしは思います。子どもの自由な発想で、絵本に親しんで欲しいなと思います。

お出かけにも絵本を携えて

 とにかく、それからは絵本の沼にどっぷりハマり、絵本作家さんが近くに来るといえばお話を聞きに行き、地域や学校の読み聞かせグループに入ったりして、子供の成長と一緒に絵本を楽しんできました。集めた絵本はおそらく300冊を超えました。
 お出かけする時も、絵本はコンパクトなので、子どもが飽きた時などにサッとカバンから取り出すことができて便利です。実家が遠く、子連れで電車や新幹線に乗ることが多かったので、絵本は常に持ち歩いていました。
 絵本をどんなふうに活用したのかなどを含め、わたしの好きな絵本を少しずつ書いてみようかなと思います。よろしかったらまた、お読みくださいませ。

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亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。