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スマート?スーパー?いや「HAPPY CITY」だ!

新たな都市のあり方・仕組みとして「スマートシティ」というコンセプトが打ち出されて、それなりの時間が経ちました。
私自身、言葉となんとなくの概念は知っていましたが、これまで正直きっちりと理解しているとは言えない状態でした。

ですが、ご縁あって、人認識とサーモ機能のあるカメラと人流計測システム、そして、位置情報の技術を持った仲間と社会生活向上の為のサービス作りの活動を始めまして、おっとり刀?ではありますが、ちょいと勉強を始めたのです。

因みにスマートシティ、改めて概念を確かめてみますと。
国土交通省の定義ですが、「都市が抱える諸問題に対して、ICTなどの新技術を活用しつつ、マネジメント(計画・整備・管理・運営)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」とのことです。
更に、その先を行く「スーパーシティ」構想を政府は打ち出しました。
「先端技術の粋を集めて高度な都市DXを進めていく」というわけです。

地方創生のお手伝いなどさせて頂いたこともあり、地方都市が様々な問題を抱えているという話はよく聞きます。
そして、それはきっと大都市でも同じかな、とも思ったり。
それを解決する手段が「スマートシティ」構想ということなんだということで、その構想内容を聞く機会もあったりしました。

ですが、ご説明をして下さっている方大変申し訳ございません!
実はいつも、モヤモヤというかイマイチ頭に入って来ておらず・・・。
基本的に説明内容はICTの設計でしたので、私がその辺り得意分野ではないから理解力が足りないんだな、ごめんなさいね・・・と思っていました。

ところが、最近、細かい技術の話などを教えて貰うことが増えましたら、逆に、何故頭に入って来なかったのか?が分かりました!
それは、
「何の為の設計図なのか分からなかった」
からだったのです。

こういうシステムを組むと「こんなこともあんなこともそんなことも出来るようになるのです」という説明は受けるのですが、それを何の為に組んでいるのかの打ち出しが無いことが多く。
もっと簡単に言うと、「こんな人にこんな幸せになって欲しい!」が最初に明示されることが(少なくとも説明の内容的には)ほとんど無いのです。

“こんなことが出来るからこんな幸せが作れる“ではなく、
“こんな幸せを作る為にこんなことが出来るようにならないか“が正しい順番だと思います。

似ているようですが、全く違うのですよね。
作るのであれば、より良いインフラ設計をすべきで、皆さんそう思われていることは確かです。

ですが、その“良い“の基準は一体何なのか?
目的が不明確なまま単なる技術品質比較になっているのではないか?と遅れてきた新人としては思うのです。

スマートもスーパーも単なる“手段“の名称であって目的ではありません。

目的は“HAPPY“

どんな幸せを構築するのか?
まずはそこからスタートです。
それを実現する技術は、世の中の技術の進歩、エンジニアの方々の才能と能力ってすごいですから。

ということで、うちも今、構想を固めています。

キーワードは、“見守り“と“お裾分け“

古くから日本の社会が持っていた素敵なソーシャル機能なんですよね。
その精神をどう社会インフラ機能として形にするか、にトライです。
詳しいことは改めて。
ご興味のある方は是非ご一緒に!

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