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誰もがいなくなった

転職をして早1年が経過しました。
前の職場の呪縛にとらわれた日々を送りながらも、それを克服してきました。
新宿御苑を歩きながら、
もうあの職場とはおさらばしたんだ、と考え、過去の自分との決別を決めたこともありました。
パワハラの後遺症は恐ろしいです。

そんな過去の職場での元同僚だった人とこの前お会いしてきたのですが、
過去に因縁のあった上司3人がそれぞれ過去在籍していた部署から異動するということがきまったようでした。

私自身もかなりいろいろといっても誰も聞き入れてくれなかった話を退職間際に思いっきりぶつけてきたのですが、
通常、部署移動は3人とも20年以上同じ部署で何もなければ定年までというものが見事に覆りました。
取締役までにのぼりつめていた一人は地方に転勤となり、一時期は社長になるなどと息巻いていたのが嘘のようでした。

これで、この件については裁判で勝訴したような形になったのでした。(他の要因もあると思いますが、自分の中では、です)

いろいろな裁判で、原告側が勝訴して賠償がされるようなことがあった際に、TVのインタビューで見るのが

「裁判では勝訴したが気持ちは晴れない」
というのがあります。
この気持ちは今まで何がそんなに自分で裁判を起こしてなんで?と思っていたのですが、実際に自分がそうなってみるとそうなんだと気持ちがわかるようになりました。

裁判で勝っても、やられたことは消えない
おそらくこれだけなんだと思います。

半沢直樹が倍返しをしまくっても、結局は気持ちは晴れないのでしょう。
ならば、その場から離れればいいのに、と思うのですが、半沢直樹には転職という選択肢はないのでしょう。

そんなことよりも、その三人に苦しめられてた元同僚が働きやすくなるのであれば、私が会社を退職した価値はそこにも見出せるのかな、と感じます。

神も仏もいないのか、
と思う毎日でも、少しでも報われる瞬間があるのかと感じていれば、これからも希望をもって生きていけるのかもしれません。

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