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女性活躍の伸びしろは、〇〇にある

今日は、なぜ私が「仕事を頑張る女性の活躍を支援したい」というモチベーションで、キャリア支援とかではなく、あえてプライベート領域の「パートナーシップ」や「ライフビジョン」の角度でアプローチをしているかについてお話したい。


仕事の夢は語れるし、走れる。でも…


それは、仕事を頑張る女の子たちは、キャリアに関しては言われずとも試行錯誤して彼女達の道を開拓してるから。

「こうなりたい」と目をキラキラさせて語り、そしてそういう彼女達をキャリア面で応援する仕組みも、転職支援/起業支援/会社の両立支援etc…沢山ある。そして胆力のある彼女たちは、ちゃんとそれらを力にして、前に進む。

一方で、プライベートの「こうなりたい」は急に口淀んでしまう。そこについては一様に、具体性や自信が欠けていて、そこに、私は社会の伸び代を感じている。

プライベートの「こうなりたい」が見つかりづらい社会


なぜ彼女達がプライベートに関しては急に不安そうになってしまうのか?

それは、彼女達があまりに忙しくてプライベートの課題・・・例えば恋人がほしいけど出会いがないだとか、今の恋人と結婚していいか自信がないだとか、子どもを作るかどうかが決められないだとか・・・について向き合う余裕がないことも一因だが、そもそも、彼女たちが「結婚したい」「子育てしたい」と楽観的に口にできるような社会になっていないことも大きいと思う。

もちろんこれは結婚した方がいい、子どもを産んだほうがいいとかの意味では決してない。(結婚しない人生、子供を産まない人生、などを望んで選び取る人達が、不安を感じない世界にもなってほしい。)

でも「愛する人と家族になりたい」だとか、「子どもも育ててみたい」という思いがある人が、その選択肢を取ることに悩んでしまう社会が問題なのである。

結婚の在り方も、子育てとの両立も、私たちが慣れ親しんでいる旧式モデルには、必ず「窮屈さ」や「諦め」や「我慢」があるように見えるから。

私が思う、これからの女性活躍


私が思う、真の女性活躍は、一人一人の女性が、望むキャリアと望む生き方の両方をかなえられることだ。自信を持って、彼女達の道を歩けるようになることだ。

正直なところ、社会の仕組がもっと追いつけよとも思う。夫婦別姓もいつまでたっても導入されないし、企業の制度や文化もまだまだ長時間労働で仕事にフルコミットできる人材をデフォルトに組まれてしまっているし、共働き家庭が育児を無理なくできるような柔軟性のある保育や社会的支援もまだまだ不足している。

ただ、その変化を待っていられるほど、私たちの時間は無限じゃない。だから私たちは、自分たちができる範囲で、自分の理想を紡ぎだして実現するしかない。

そしてパートナーシップの領域・・・パートナーの選び方や、パートナーとのチームアップを強固にすることは、自分たちの意思と行動さえあれば、変えられる、一番身近な社会なのである。

パートナーとの関係が変われば、社会が変わる


もし恋人やパートナーが、女性達のキャリアにとって負担になるのではなく、支えてくれる存在としてそこにあれば。

彼女達は仕事においてもますます迷いなく、さらに力強く能力を発揮できるだろう。そしてこれまでマッチョじゃないと辿り着けなかったポジションに、もっと軽やかにたどり着く女性も増える。

そうした女性リーダーが世の中に増えることで、社会の仕組みを作る側に女性が増え、仕事と家庭の両立を阻む障害も、次々と解消される。

そうすれば、「将来の家庭との両立しやすい仕事を」という理由からキャリアの選択肢を狭める必要性も減って、キャリアアップを目指す女性の母数も増えるはずだ。

彼女たちが最高のプランXに出会うまで


私が、彼女達の「こうなりたい」の答えを提示できるなんて思ってない。だってそれは彼女達しか答えを持ってないし、彼女達が開拓していくあり方の方が、絶対にもっと魅力的だろうと思うから。

ただ彼女達が「こうなりたい」のビジョンを見つけるための、きっかけを提供することはできるんじゃないかと思うし、そうした時に頼れる一つの支援先になれたらいいなと、そう思っている。