わからず屋

人からの評価は本質ではない。
人を信じるということは自身を信じる事よりも途方もない。
そもそも自分自身をも信じられていないのに。
ぴかぴかに磨かれたスプーンが美しい。
そんな風に自身を愛せたらと思うことがある。
何かを感じていたいから深く潜るし、苦さを忘れたくないから、上手く笑えない。
いつだって本質は何も伝わらないし、泣きたい気持ちの時は文字すらも頼れない。
美しいと思うことは山ほどあるのに、自分自身がそれを感じるのは烏滸がましいと思うことがある。
棄てたいことがある時はきっと何かが変わる時だと、24年生きてきて私はもう知っていた。

あなたが眠れるように、どうか何も傷つかないでと、思う気持ちはなんなのか24年も生きてきて私は未だに分からない。

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