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【退職エントリ】これまでと、これから

こんにちは、インターン生のおだりょです。

大学卒業と同時に、サイアンドのインターンも卒業させていただきます。かれこれ半年ほどの期間ではありましたが、たくさんのことを学ばせていただきました。

自身初の退職エントリーとなりますが、改めて

・何をしたのか
・サイアンドがどんな場所なのか
・何を学んだのか

といったことをつらつらと書いてみたいと思います。

何をしたか

家族や友達から「インターンでは何してる?」と聞かれますが、実は答えるのが大変です。

・記事執筆
・自社note執筆
・動画編集
・SNS運用
・バナー広告制作
・LP制作
・自社サイトデザインディレクター
・インターン生の組織運営にまつわる取り組み

こうして書き出してみると、なんだかすごいことをしたようなかっこいい響きになりますね。

うまくいったものも失敗してしまったものもあり、いろいろな経験をさせていただきました。

やってみて初めて、業務の進め方、苦労するポイント、面白さなどを知ることができました。

僕が思うサイアンド

半年ほどお仕事させていただきましたが、そんな僕目線からみたサイアンドについて書かせていただきます。

今働いてるみなさんや、これからサイアンドと関わってくださる方々の何かしらの助けになればと思います。

1. 雰囲気がロジカル

僕はサイアンドに出会う前にいくつかのサイトでインターンを探しておりました。

その中にはよく「圧倒的成長」「情熱」「挑戦」みたいな言葉が散りばめられています。

僕が勤務している間に、代表から上記のような言葉が発せられたことはほぼなく、僕がインターン勤務希望面談をさせていただいた時も一切聞きませんでした。

仕事に必要なことや、業務に必要なこと、インターン生たちの立ち位置や持っているスキル、業務内容。あくまで地に足をつけて考え、ふんわりとしたニュアンスや雰囲気ではなく、定義された言葉をもって表現・伝達するという文化があります。

人によってはロジックハラスメントに見えるかもしれませんが、その理由や背景、意図を理解すると多少居心地がよくなります。ちなみに代表はよく「怒ってないよ」とチャットで申しておりました。

僕はすぐに立ち直りますが、よく論理でボコボコにされるので、一瞬落ち込んでしまうこともあります。

これは僕個人の話にはなるのですが、何かに駆られるように成長やコンプレックス解消を求めて働くのは持続しないですし、土壇場のところで変な言い訳を作ってしまいそうなので、サイアンドの文化は居心地がよかったです。

2. 意外とめちゃくちゃ

正直会社に入ったことがないですし、社会人として人と接したこともまだありませんのでなんとも言えませんが…。

意外と内部はまだ整っていない部分があります。

代表が社内ミーティングに間に合わないことがあったり、社内のプロジェクトが空中分解してしまったりということが時々起こります。このような問題を人の意識やメンタルといった内面に帰属するのではなく、仕組みや制度で解決していこうとしている段階です。

「なんで時間を守れないんだ!」
「なんでちゃんとプロジェクトを進めてくれないんだ!」

と腹が立ってしまうこともあるかもしれませんが、僕の場合は状況を整理したり現状の仕組みに対する問題意識を持ってみたりすることで、むしろ楽しんでおります。そして僕自身、まだ仕事の進行が下手なので迷惑をたくさんかけてしまっていました。

心理学部に入るために受験勉強をまあまあ頑張った身ではあるので、人間の矛盾や組織の問題みたいな部分は結構好きだったりします。解決しようとする過程は難しく、僕も結局うまくいく段階まで持っていくことはできませんでしたが、問題に取り組むだけでもとても楽しいです。

3. インターンの癖が強い

同じインターンとして数名の方とお仕事をさせていただきましたが、みんなとても癖が強いです。良い意味です。

特にパンチが強かったのは先日公開されたせあたんのnoteです

また、

1留しながら映像関連の仕事をこなす人

友達とおジャ魔女どれみを見に行く札幌の大学生

ラップMVを自主制作する木目フェチ

などなど、とても賑やかです。

これは代表の採用方法も影響しており、僕のようにbosyuで漂流していた人をキャッチしたりしているそうです。

癖は強いですが、言い換えると各々が何かしらの嗜好性や目的、意図を持って様々なものを生み出しているということですので、とても刺激的ですし一緒に働いて学ぶことも多いです。

4. 思想を大事にしている

なんのために会社を建て、働き、生きていくのか。

最近ではありますが、サイアンドでもMVVが作られ、代表がその思いをインターンにより語るようになりました。

サイアンドは、「才能を無駄遣いする」社会の実現を目指しています。生産性の向上や利益の追求にばかり使われている才能を、無駄と思える使い方をすることって、とても人間的な営みじゃない?という思想です。

僕もまだ完全に理解はできていませんが、なんのために仕事するの?なんのために時間を使うの?という思想を大事にしています。

5. メンバー同士の繋がりはまだ希薄、かも

僕はサイアンドに入る前はドラッグストアでバイトをしていましたが、おそらくドラッグストアの方がメンバー同士の繋がりは強かったなと感じています。

おそらく働き方がオンラインだから、という理由もあるのかもしれません。だとしたらまだ改善できる余地は大いにありそうです。実際に弊社でもインターン同士の連携や繋がりを強めていく施策を打っています。

ただ、

・いつ誰がどこでどんな仕事をしているのか
・仕事以外にも何をしているのか
・本人の状態はどのようであるか

上記のような、オフラインの通常のアルバイトなら一瞬で把握できそうなことが、まだ見えていなかったりします。

とはいえ、インターン同士の性格や得意分野、普段の業務内容をシェアし合ったり、Discordでバーチャルオフィスを立ち上げ一緒に作業したりと、オンラインだからこそできる取り組みも行っており、これまた楽しいです。

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ここまで僕が思うサイアンドについて、生意気ながらも書かせていただきました。インターンや一緒に仕事をする人間を大事にする組織なので、僕自身安心感が強かったです。

また出来上がっていない部分も多いかもしれませんが、なんでそうなってしまうのか、ではどうすればいいのかを考え、組織の動きを楽しめる状態とも言えるのではないかと考えています。

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何を学んだか

では、サイアンドでインターンをすることで何を学んだか、書き残しておこうと思います。正直これが最も書くのが難しいと感じております。

説明能力・把握能力

仕事は絶対に自分1人のみで完結するものではないと思っています。少なからずどこかに相手や仲間がいます。

程度は仕事によりけりですが、多くの仕事ではお客様や一緒に働くメンバーとのコミュニケーションは必須です。その中で、

・仕事のゴールはどこなのか
・自分が相手に求めているものは何か
・自分や仕事の現状は今どうなっていて、これからどうするのか

といった内容を、誤解や漏れが無いよう伝達する・把握する能力の必要性を痛感しました。

正直まだまだ未熟な部分ですが、それまでアルバイトでしていた仕事にはあまり求められなかった部分でもあります。特に自分主体で進めている仕事ほど求められる能力だと思いますし、把握ができている状態でする仕事とそうで無い仕事の成果はかなり変わってくると感じています

たくさん迷惑はかけましたが、社会に出る前に知ることができてほっとしております。

意思決定権を握る

自分が主導権を持ってする仕事でも、代表からやっておいてと頼まれた仕事でも、意思決定権を自分に持つということの重要性を学ぶことができました。

これは僕の体感ではありますが、仕事の成果の質の高さやスピードの速さに繋がっている部分だと感じています。

これはただ「僕はこれがいいと思う!!」と主張するだけでなく、求められている水準や成果、仕事の目的、前提知識などをフル活用した上でベストな選択をする、という作業だと思います。

説明能直・把握能力につながりますが、

・自分が持っている材料を揃えた上で仮説を立て
・考えて
・スピードのある意思決定をする

そういった行動がオリジナル性に繋がるのではないかと感じます。感じます、というよりも先日代表と夜ご飯を食べた際に教えていただいたものをほぼ引用させていただいております。

正直、僕はまだ自分の選択に責任を持つこと自体苦手で、相手の顔色を伺いながら迷ってしまいます。ただ「自信を持て!」「気にするな!」のような精神論で片付けることなく、どんなステップを踏むことが重要なのか、具体的に見つけることができてありがたい限りです。

仕事の仕方を考える

なんのために仕事するのか、優先順位は何か、どのような心構えで受け止めるか、について自分なりにしっくりくるものを見つけることができました。

まだまだ曖昧ですし、なんとなくではありますが、少しだけは掴めた気がします。

僕は、自分の成長だとか、コンプレックスだとか、駆り立てられる焦燥感だとか、そういったものをエネルギーにして仕事を進めるのが苦手です。

疲れてしまいますし、いざというときに言い訳をしてしまいます。

それよりも、仕事の先にいらっしゃるお客様への貢献のために仕事をする、どうせ仕事なんだから辛いことや面倒くさいことは多い、という意識の方が、働きやすいなと感じます。

個人差の出る部分ですので、万人に共通することではないです。ただ、諸々の成長や勉強、面倒くさい仕事は、自分のためではなく相手のためにするものであるという意識は強く持っておきたいです。

よく「圧倒的成長がしたい」「個人の力をつけたい」と聞きますが、僕は何をもって成長を測るのか、どこをみて成長していると実感するのかがよくわかっていません。

ベクトルを自分に向けてしまうと、

・責任やきつい仕事から逃げてしまう
・他者比較で自分の居場所を確かめようとする
・仕事の成果や気配りの質が低くなる

といったことが僕の場合起こってしまうので、お客様や仲間のために、自分がちょっとでもいいことをしてみるとしたらどんなことがあるのかな、ということを仕事の中に見出していきたいです。

ただ時々、「褒められたい」「称賛されたい」という承認欲求とすり替わっているので、気をつけたいところです。

今後に向けて

ここまでつらつらと書かせていただきましたが、たくさんの大事なことを学ばせていただいたなと改めて感じております。

サイアンドでの経験は、僕にとっては非常に価値がありますが、これから僕が働いていく社会においては至極当たり前なことなのだろうと思います。

この二十数年で身につけたことなど、自分では大事にしたいことですが大人たちにとってはまだまだ薄っぺらいものです。素直にたくさんのことを学びながらも、働く仲間やお客様から「あなたがいてくれてよかった」と思ってもらえるような存在になりたいなと思います。

サイアンドに巡り会い、自分にとってとても脆くも大事なこの時期にたくさんお世話になれたことが、とてもありがたく、貴重なことだと痛感するばかりです。

また社会に出たら落ち込んだり悩んだりすると思いますが、その時はこっそり代表に連絡をし、一緒に京都でお酒を飲みたいなと勝手に考えております。僕も代表もお酒は弱いので、1杯のビールに全力を注ぎたいです。

大変お世話になりました!ありがとうございました!

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