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”情熱”なんて、古いかも知れないけど、それだけだと思う。


2/15

今日生まれて初めてマンチェスターに来た。

30才が目前で、最近色々と悩みも多く、むしゃくしゃしていたので、弾丸で一人旅にでた。

電車から見える景色。ひつじが沢山見える牧場。とてものどかな景色で実家に向かう道を思い返した。マンチェスターは労働者階級からなりあがったオアシス出身の街だったから、ずっと来たかった。自分の人生に、大きな大切なことを沢山教えてくれたロックバンドが生まれた場所。旅先にマンチェスターを選んだのはやはりロックが影響している。

ザ・スミス、ストーンローゼズ、バズコックス・・・・他にも多くの日本でも名の知れたロックバンドが沢山生まれた場所。ロンドンとは、少し違う雰囲気で、派手な格好の若者も多くてわくわくする。ギターを持つ人もロンドンより多く、夢を追いかける人々が沢山いるように感じた。


自分の足で自力でここまでこれたこと。

20才ラストのこの年の最高のご褒美だと思う。

夢なんかじゃない!!!!!!まだまだわくわくして、ドキドキを感じる心臓と共に、30代に飛び込んでロックスターになりたいな。いやいや、なってやるんだよ。


2/18

今ホテルの中。オアシスを聞いてる。

明日というか、今日・・・ロンドンに帰る。名残惜しい。本当に本当に良い旅だった。感動した。

オアシスのギャラガー兄弟の実家があるBurnageに行った。何もなかったのが逆によかった。こんなに、なにもない所でも、なにかできるじゃないかと思える。オアシス聴きながらブラブラして、本当に幸せな気分になった。本当に本当に幸せだった。こんなに楽しい気持ち久々だった。最近色々悩んでたけど、全部どうでもよくなれた。

「なにもないところでも、なにかやれる。」

それを信じて、それだけを信じてきて、進んできたじゃないかと思う。それを諦めないで、あの日本の小さなアパートで描き続けた日々。10年。

才能なんかなくても、純粋に好きなことだけ、それだけで、マンチェスターに来れたのが、今までの日々全部ムダじゃなかったって思えた。


自分にがっかりしたり、世間にがっかりしたり、でも諦めたくない。

”情熱”なんて、古いかも知れないけど、それだけだと思う。このままずっとずっと、一生死ぬまで描きたい。

明日から、また、頑張る。




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