コミュニティの中で生きるということ
こんばんは!金曜日更新担当のKanaです。
さて今日は、前回の記事でご紹介した【スペイン縦断・1000㎞超のロードトリップ】を終え、私が感じたことをもう少し語ってみたいなと思い筆を執ります🖌
この夏が私に贈ってくれた1番のギフト。
それは、【愛する家族や友人たちと共同生活を送るコミュニティの中で生きていきたい】という夢に気づかせてくれたことでした。
私が思い描くコミュニティ=【自分たちで創っていく新しい家族・ホームのかたち】。
ここに至るまでのヒントは沢山散りばめられていました。
旅の途中、緑に囲まれた素敵な一軒家に住む、まさに現代を生きる魔女のような女性を訪ね、彼女のヒーリングセッションを受けたとき。
私は彼女に、「日本に帰りたいけど帰れないのが辛い」「帰れる家がないのが悲しい」と打ち明けていました。
コロナ対策として、スペインからの一時帰国者は、日本到着後2週間の自宅隔離生活を送らなければいけません。電車やバスなどの公共交通機関を利用することも禁止されているため、基本的には親か親戚に空港まで迎えに来てもらい、彼らの家に2週間滞在することが義務付けられています。
日本に里帰りしている在スペインの友人たちを見ていて、いざとなったら帰れる実家があること、物質的にも精神的にもサポートしてくれる両親を持つみんながとても羨ましく、それがない自分を思っては悲しくてしょうがありませんでした。
それを魔女に伝えると、彼女は答えました。
「カナはどうして、日本に帰りたいと思うのかしら?」
「1ヶ月間くらい、心を落ち着けて、頼れて安心して、心身ともに充電できる場所に帰りたくて…」
「カナ、あなたにとってのその場所は、ご両親がいる場所ではないんじゃないかしら。あなたのホームは、帰る場所は、あなた自身が作るのよ。」
そう言われてすごくハッとした私。
父と母・私の3人の関係性の中では、互いが寄り添い助け合うホームが築けなかった。そんな深い傷があるからこそ、私はいつも【新しい家族・ホーム・深く繋がれる仲間】を求めていたのだと。
そして、それは可能なのだと教えてくれたのが、一緒に旅をしたチュースとあきこさんでした。
今回訪ねたチュースの実家は、山の上にある本当に小さな村。
私もかなりの田舎出身ですが、一般的な田舎町と大きく違うのが、ここでは「この村に住みたい」と移住してきた方々が多いということ。
同じ志を持ってやってきた人たちだからこそ地域活性にも積極的で仲良くなりやすい。
お気に入りの場所だからこそみんなオリジナルにこだわっていて、家を建てるときも、業者に発注して任せるのではなく自分たちだけで(!)ゼロから建てたという人のなんと多いこと!お庭ではキレイなお花や野菜を育てたり、子どもたちのための別棟の隠れ家を作ってあげていたり。
そして、みんな別々のお家に生活してプライベートはしっかり保ちながらも、気づいたら人が集まり、一緒に食卓を囲んでいたり、知らない人や犬🐶がソファーに座っていたり笑、子どもたちの面倒をみんなでみていたりする。
そこには、義務感と監視の目に満ちたご近所付き合いとは全く違う、【友愛と自由意思で結ばれた人間関係と、優しい共同生活の在り方】があったんです。
ずっと求めていたものに出会えた感覚がありました。
自分とパートナーだけでも、
自分たちの家族だけでもなくて、
心地よいvibesを共有できる友人同士が、
同じ志を持つ仲間同士が集まって、
時に助け合い、時に見守り合い、毎日笑いながら同じコミュニティの中で生きていく。
仲間が仲間を呼び、
縁が縁を呼び、
その場所に住んでいるだけで個性的な面白い仲間たちがどんどん集まり、友愛の和がどんどん広がっていくような。
そんなワクワクと安心あふれる毎日を、私はこの先生きていきたい。
そう気づいたら、実は同じように思っている人たちって沢山いるんだなっていうことにも気付けたんです。
これからのみずがめ座時代らしい生き方と言ってもいいのかもしれない。
だから安心しました。
きっとこの先私は、私が求めているものにちゃんと出会えるんだって分かった気がしました。
その第一歩として、私はバルセロナに引っ越すことにしました。
それについては、またいつかお話しできればと思います☆
Kana
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