映画 9人の翻訳家 囚われたベストセラ―

 フランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス)完結編の各国同時発売のため、9人の翻訳家が集められた。外部との接触は一切禁止され、日々原稿を翻訳する。しかしある夜、出版社社長の元に「冒頭10頁を流出させた。500万ユーロ支払わなければ全頁が流出する」という脅迫メールが届く。huluより。


映画の冒頭は情報が少なく、なかなかゆったりとした展開である。しかし、中間から物語は加速し、展開していく。私自身の感じた見どころとしては多言語を操る翻訳者たちの、様々な言語によるコミュニケーションをスピード感満載で進んでいくシーンだ。恐らく、分かりやすい伏線以外にも、様々な伏線が張られていることであろう。犯人の推測は意外と分かりやすいものだが、物語が奇麗にまとまっていると感じ、後味すっきり、とてもおいしい。

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