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思いがけず利他

何かのきっかけでタイトルを目にして、瞬間的に買おうと決めました
流れては消えていく溢れる情報を直感的に掬った感じなので、作者も出版社も馴染みはありません

図書館で借りるにも数十人待ちでした
私は基本的に、人気の本は図書館で借ります
すぐ読みたくても待ちます 気長に待って期待を高めず読むことが多いです 
それにもかかわらず、この本は買おうと即決しました タイトルと装丁がじわじわと良い 買うのには十分な理由でした

ジャケ買いというやつ

年始から少し忙しかったので、忙しさが落ち着く今日の夜から読むのを楽しみに注文しておいたのですが、
仕事に向かう電車で読み、試験監督中にこっそり読み、そして家に帰る電車の中で読む
おやつを待てない子どもみたいでした

利他というテーマについて、深い知識を一般にわかりやすく伝える良書でした 
中盤、現代の自己責任論への批判的なメッセージが少し混ざったことは興奮を冷ましました(私は物事を淡々と深く伝える本を好みます)
それを差し引いても、また読み返す、自分にとって大切な一冊になるだろうと思える内容でした

中動態、親鸞、利己的な動機付けによる利他行為(事例としてSDGs)など、好きなテーマが並びました 作者に興味が湧いてきます

やりたいことをやる 楽しい読書 良い1日の終わりです




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