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生き方って環境で作られるだろうなっと、尾道水道の情景から感じる展示会。

佐原 誠

京都駅から新幹線で尾道に向かう。そう言えば、京都から西へ向かう新幹線って乗る機会が多くないので、意識していなかったけれど本数が少ない。特に広島県尾道市の最寄りの停車駅は「福山駅」ということもあって、さらに本数が少ないようだった。先方と時間を約束していたわけではなかったこともあって、初めて訪問する「尾道」ではゆっくり過ごす時間を取れればと思っている。

初めて訪れる尾道

京都駅のホームに到着すると、福山駅に停車する新幹線が30分後だったので、その一つ前に乗ってみる。どうやら新大阪発の新幹線「さくら」というのがあるようで、途中で乗り換える方がスムーズのようだった。

尾道から見える対岸の向島

尾道と言えば、海岸沿いの勾配に市街地が作られ、対岸の向島まではわずか数百メートルの海(尾道水道)があって、しまなみ海道、自転車専用のサイクリングロード、大林宣彦監督をはじめとして、多くの作品の舞台になっており、一度は訪れてみたい土地。

お昼前に福山駅から在来線に乗り換えて尾道駅に到着。初めての街はすべてが新鮮なので緊張しつつも少し高揚している。尾道を訪れる主な目的は「LOG」という施設で、尾道駅から1km弱を歩いていこうと思っていたんだけれど、尾道に着いたらまずは「ONOMICHI U2」でランチをしようと思っていたので桟橋沿いを歩いていると、レンタサイクルがあったので、ふらっと立ち寄り借りることにした。これで一気に行動範囲が広がる。

桟橋から尾道水道を覗いてみるとクラゲたっぷり♪

ONOMICHI U2:
数年前(2014年)に海沿いの倉庫を改装して開業した複合施設、洗練された空気感を伴って話題になっていた記憶があった。
https://onomichi-u2.com/

LOG:
2018年12月、インドの建築集団「スタジオ・ムンバイ」が、昭和38年に建てられたアパートメントを改装した施設。
https://l-og.jp/
LOG が生まれる背景を丁寧に紹介されているサイト。
https://discoverjapan-web.com/article/49907


LOGにて開催された展示会

赤穂ギャベの立ち上げから一緒に取り組んでいる仲間である赤穂緞通 六月が、LOGとのご縁もあって展示会を開催されている。その中で、数点ほど赤穂ギャベの椅子敷きも参加させていただいているという構成。

青い緞通の航路

2022年6月4日(土)~6月6日(月) 10:00~17:00
※オープンスペースでの展示会の後、6月12日(日)までショップでの取扱いも予定されている。

藍無地の赤穂緞通

赤穂緞通 六月が展示会を行うキッカケにLOGの運営会社の別施設「せとうち 湊のやど 島居邸洋館」にあった藍無地の赤穂緞通がつないでくれたご縁。

LOGの担当者からお話を聞いたんだけれど、運営母体であるTLB株式会社は「LOG」「せとうち 湊のやど」だけでなく、なんと「ONOMICHI U2」も運営されている。さらに、名和晃平氏の建築作品として有名な「洸庭(こうてい)」も関与されているらしく(立ち話でうる覚えw)。街づくりの背景には筋道を立てられる存在って大事なんだと再認識しているところ♪


展示している赤穂ギャベをちらっと紹介

LOGの空間は「スタジオ・ムンバイ」による徹底したディレクションが入っていることもあるんだけれど、先程紹介したように藍無地の赤穂緞通がつないでくれたご縁ということで、赤穂ギャベも無地柄に絞った出品としている。

無地柄の椅子敷き
藍染のツートン
クチナシ染(オーガニックコットン)

オーガニックコットン

今回は新たにオーガニックコットンを用いた椅子敷きもご用意している。そもそも赤穂ギャベは小さな事業ということもあるが、コロナの影響もあって綿糸価格が高騰しており、モノづくりの要のひとつである材料の入手が継続的な課題となっている。国内生産の和綿などいろいろなケースがあるが、生産数も考慮すると完全にオリジナルで糸を手配するのは条件が合わないことが多いんだけれど、以前から頭の隅においていた「オーガニック」という素材を、比較的想定内の価格で入手することができた。

大きな社会情勢を俯瞰すると、オーガニックコットンと言っても何処が視点なのか?ということで捉え方もさまざまあると思っているが、僕の場合、国内における綿糸の多くは輸入であること、その生産地にもいくつか課題があることを知ったことで、綿糸の製品づくりに関わる立場にいる以上、できることがあれば、ちょっとずつでも良いのでやってみよう!ということが軸にある。

最近の言葉で言い換えると、サスティナブルの属性があるので、環境(土壌・生産者)への配慮をもっとも意識しているんだけれど、同時に横柄な言い方になるかも知れないが、使っていただく方も同じ視界を持ってもらうことがもっとも大事で、今の段階では使い勝手は二の次とも言える。椅子敷きとしての使い勝手を考慮するとある程度の反発(腰)があった方が座り心地が良いかと考えているんだけれど、今回、入手しているオーガニックコットンはタンザニア産の綿糸をインドでの紡績したもので、国内での経路からタオル用に生産されているものだと推測しており、紡績工程で柔らかい仕上げとして作られているようだ。

実際に織り上がった椅子敷きをこれまで使っていた綿糸と比較すると、肌触りはオーガニックコットン方が優しい印象を受ける。座り心地は当初思っているほどの違和感は感じなかったので、織り手の技術で調整できる範疇でもあると判断している。


向島をついでに1周しておいた

今回、日帰りの予定で尾道を訪れていた。まぁワーケーションという側面もあるので、カバン(バックパック)にはMacbookも入っているんだけれど、LOGを離れた時間が14:30ぐらい。まだ帰宅するには時間もあるし、せっかく自転車も借りたので、ふらっと尾道の商店街をぶらぶらしつつも、レンタサイクルで受付の方から、向島ぐらいなら寄れる時間はあるんじゃないかな?って話もしてもらっていたし、LOGでも尾道市街地(本州)と島とでの環境の違いも聞く機会もあったので、すでに頭の中は対岸の向島でいっぱいになっているw

駅前にある渡し船の乗船口に到着すると、数名の方が船待ちをされている。乗車賃100円で、自転車10円!の価格で10分おきぐらいでピストン運行をされている感じであった。

■14:40 乗船

仏舎利などの建物の最上部にある相輪のようなデザインをされた船の操舵室♪
尾道水道から望む尾道市街地

■15:25 向島の南東

ちらほら小さな島が見える。上江府島と下江府島のようだ。

■16:05 再び渡し船の乗船口

向島にある渡船のりば

1時間20分ほどのサイクリング

およそ 14:45 に向島の乗船口について、向島を一周(距離20kmぐらい)して16:05に同じ場所に戻ってきた。向島の西側はしまなみ海道として民家も少なく、西日が眩しいが気持ちの良い瀬戸内の風。南から東方面は少し勾配のあるルートに入る。民家も少しあったけれど、尾道駅前と比較してもノイズもない。

想定外のサイクリング。再び尾道駅前に戻ってくるころには汗だくとなっていたので、このまま新幹線に乗るわけにはいかず、駅前でタオルとTシャツを買ってから、ONOMICHI U2の裏にあるコインシャワー(5分100円)で汗を流してから帰路に着いた。(かなり気持ち良い♪)

ちなみに、後から知ったのだが、向島一周はモデルコースになっているようなんだけれど、そのモデルコースにある干汐海水浴場から内陸部に入るのではなく、さらに湾岸部を走って歌浦方面を経由してから乗船口に戻った。(道路名は「向島循環線」らしい)


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佐原 誠

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