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量のない質はない。

" 量のない質はない "
写真家森山大道氏の有名な言葉なんだけど。

それは写真に限らず、他にも通ずることじゃないかな。どんなことも「量」をこなした先に漸う「質」が生まれ、確保されていくのだろう。とはいえ、やみくもにシャッターを押せば量を稼げるかといえば、それは違う。

まずは見る。
いろんな角度から見る。
光量、温度、湿度、季節、風を見る。
ひとつの被写体(モノゴト)に対し、一定の量をこなそうとすれば、四季を通じ1年かけてもまだ足りないかもしれない。だって日々刻々と状況は変わるのだから。


簡単にできることなんてひとつもないと、還暦を過ぎてあらめて感じる。なにをやっても人より時間がかかるから、そのことに気付くのも遅かったけれど、気付けてよかった。まだ、いろんなことが間に合うし、新しくはじめることリストも列をなしてその時を待っている。いままでしてきた山ほどの失敗も、いつか質を凌ぐかけがえのない経験になるかもしれないし。

ね。




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