みちなり

川柳歴四半世紀。末っ子が1歳で開始。息抜きにエッセイをしたためています。3人の子育てと…

みちなり

川柳歴四半世紀。末っ子が1歳で開始。息抜きにエッセイをしたためています。3人の子育てと介護を経験。誤飲関係の電話相談に携わる仕事をしています。ブログ「川柳小噺」。

最近の記事

描写術

>荷造り用のプチプチみたいなものあるか と夫が聞いてきた プチプチならあるよと答え探し始めたら >いやプチプチとは違って・・ といい淀む さらに考えながら >あのー、発砲スチロールの幼虫みたいなやつ ・・・ あーなるほどあれか クッション材とか緩衝材とかプチプチとかいうけど いろいろな種類があって 伝えるのも難しいが 「発泡スチロールの幼虫」 これはナイスな表現(๑˃ᴗ˂)و♡ プチプチで覆われた箱入り娘

    • 暮らし一変

      定年になり嘱託勤務となった夫は 料理に目覚めた 食べるのが好きなので 作ることも苦にならないらしく 無料お試しにkurasiruを入れ 仕事のない日は料理にいそしむ日々 お陰で私も準夜勤務の時は 晩ご飯おまかせで慌てないで済む できればこの生活で育児介護をしていれば もう少し仲良く苦もなく 多忙な日々が充実したものになったかもしれない そんなことを思いながら 味の濃い夫の料理に 美味しいと言っている私がいる 薄味に醤油をかけるのは夫

      • 父の日 〜 父を思い出す日

        30年前に父は亡くなった 家事育児に全然協力せず 家の一切は専業主婦だった母が仕切っていたので あまり父と話したり笑いあった記憶はない 中学高校になると反抗期も相まって 母も含めてあまり話をしなくなった 結婚をして自身が親になって 初めて親の姿を重ね合わせるようになった 父は日記を書いていた 私が生まれた時は結核で入院しており 退院して家にいる私を見て 「可愛い赤ちゃん」と書いている アルバムの私は客観的に見て へしゃげたしかめっ面のイケてない赤ちゃ

        • 30年目の再会

          驚いた コーヒーが好きで 豆を買っては挽いて飲んでいる その店は車で10分ほどのところにあり 先日も行ったら 見覚えのある顔に出会った 以前住んでいた官舎のご近所さん 中の店員と親しげに話していたので お馴染みさんなんだなあと思いながら お久しぶり〜の挨拶をかわして別れる 豆を購入してお会計の間 何気なく店内を見渡したら チャンピオンシップで優勝したポスターがあった それはさっき会ったご近所さんの娘さんの名前! えっ、なに あの小さかった子が

          洋のメロンと和のスイカ

          メロンの産地ここ茨城 スーパーの青果売り場ではメロンがゴロゴロ 甘い香りに誘われて1個買ってみる 巣立ち後の家にホール買いは贅沢だけど 1年に1個、今年はこれで最初で最後と思えば お安い贅沢👍🏼 ・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚ あ、甘い 甘すぎて喉がヒリヒリするwww むかし父母がスイカの方が好きだったのが 今になって理解出来る気が・・ こってり系からさっぱり系へ それに スイカの方が腎臓にいいって言うし☆***

          洋のメロンと和のスイカ

          毎日が読み放題

          毎晩寝る前に本を読むので 図書館で本を借りる 新刊も運が良ければまっさらな本が手元に届く 月4冊ほどを20年以上 1冊1000円ならこれまでに100万円は読んでる! 雑誌はKindle Unlimitedで読み放題 元を取らねばと 月刊誌週刊誌をタブレットで速読 必死! 元を取るために本を読むのもおかしな話だが それで新しいモノ、コトを知ることができるなら 980円は私への投資 そして今日もまた締切日間近の本を 追われるように読みながら noteに

          毎日が読み放題

          差し色のアイシャドウ

          左まぶたの上が黄色くなって腫れている 原因は喋りながら歩いていて サイゼリアの駐車場の看板にぶつけた自損事故💧 もともとよく転んだりするが それで顔を怪我したことは無い 手のひらや膝小僧の擦り傷が圧倒的に多いが 看板に打ち付けるのは顔以外の何物でもない💧 左まぶたの上の全く同じ場所を 以前にも怪我したことがある ものすごい目まいと吐き気で でも吐くことが出来ず 気づいたらまぶたから血を流して 意識を失って座り込んでいた 頭を売って意識を失ったのか

          差し色のアイシャドウ

          一体感

          運転をするときは ラジオを聴くことが多い ある日交差点で止まっていたら ラジオで面白いことをしゃべっていた 思わず運転席で笑っていたら 対向車線で止まっていた車も 笑っていた 不思議な一体感があった 各馬一斉にスタート交差点

          ドクターヘリ

          私の勤め先は 大病院の近くにある 仕事中大爆音が聞こえると ドクターヘリが来たかと思う 爆音とそれを蹴散らす風に気がついた人が 思わず上を振り向き そして条件反射のようにスマホを構える 私も1番最初に見たときは 思わず同じ行動とってしまった 病院の屋上に着くので 見る事は叶わなくても その音と風はまさしく空の救急車 西日受けドクターヘリが舞い上がる

          ドクターヘリ

          男子の気づかい

          長男が高校生のころ 授業中消しゴムを落としてしまい 拾うに拾えない状況だったという 落ちたところは 制服のスカートをたくしあげた ミニの女子高生のそばだった 別に下心も何もなくても 男子はすでに男の域 もう社会勉強は始まっていた ミニがいて消しゴム拾えない男子

          男子の気づかい

          デジャブ

          初めてのお店へランチに行った 完全に田舎のポツンと一軒家風 しかし中は北欧風の彩りで素敵なレストラン 年配のご夫婦がされているお店らしい 11時オープンでランチは11時半から 行った時は11時20分くらいだったか ・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚ 店に入った時には既に1人の年配と思しき女性が 背中を向けて座っていた ランチではなくお茶をしに来たお客さんのようだ >いらっしゃいませ 「こんにちは」と応えたら 座っていた女

          小さな事件

          あるお母さんから相談の電話 頭が痛かったので薬を飲もうとしたが 生後3週間の赤ちゃんを抱っこしており 薬を出すのもままならない 気を利かせた5歳の娘が シートから薬を出してくれた が 薬が跳ねてどこかに落ちてしまい 探しても見つからない とりあえずもう1つ薬を出して飲み 30分ほどしてから赤ちゃんのオムツを変えた うんちの中に薬が入っていた💧 跳ねた薬が着地したのは 口を開けていた赤ちゃんの口だった ・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*

          小さな事件

          ひとつ屋根の下

          N子さんの子どもは2歳違いで3人いる 私から見てもなかなか個性のある子どもたちだった ある日N子さんはカーテンに何かが付いているのを発見 よく見ると点在している ! 鼻くそ? さっそく子どもを問い詰める 中でもいつも何かをしでかす末っ子T君には厳しく しかしT君は口を割らない(もう犯人扱い) それどころか彼は言った 「だってボク、鼻くそ食べるもん」 訳が分からずヒートアップするN子さんに たまりかねたご主人 T君をかばおうとした ・・・ のではな

          ひとつ屋根の下

          クレヨンしんちゃんに教わる

          すでに巣立ちをした長男の話 3歳下の妹が生まれて 彼は「お兄ちゃん」をせざるを得なくなった もともと反抗的な態度をよくとっていた彼だったが ある日「クレヨンしんちゃん」を見て 泣いている姿に愕然とした 大人はクレヨンしんちゃんに感動を貰うことも多いが 子どもが泣くシーンなどあったか ・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚ 彼の見ているテレビを見たら 妹のひまわりにかかりっきりのみさえに 「ひまわりばっかりずるい!」 としんち

          クレヨンしんちゃんに教わる

          そこで気づくか

          仕事前後に机やパソコンを除菌する ブースは1人ずつ2m以上離れて 背中を向けているため 普段仕事中はマスクやメガネもはずし傍に置く パソコンはメガネがなくても問題ない 先日そのマスクとメガネをかけて席を立った つもりだった( ̄▽ ̄;) マスクをつけメガネをかけようとしたら あれ?メガネかけてる💧 あやうくメガネonメガネにするところ𐤔𐤔‬‪𐤔 ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:.. え?じゃこれ誰のメガネ? 私のとそ

          そこで気づくか

          反抗期

          相談の電話がかかる >育毛剤の入ったサワーを飲んだ 要約するとこれだけなのだが 慌てているのか説明が二転三転する もう少し詳しく言えば ・混入したのは10歳の反抗期の子ども ・飲んだのは50歳の母親 ・エアゾールの育毛剤をペットボトルに噴射 ・その液を冷蔵庫に置いていたサワーに混入 ・子どもは取り乱してどのくらい入れたかは不明 ・飲んだのは1口 ・飲んだ瞬間スーッとしたから気づいた ・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚