水匠くんと遊んでいる 2

相変わらず水匠くんと10秒将棋を続けている。何回も負けているうちに「飛車落ち」のコツが少しずつ分かってきた。

画像1

歩を切らせてくれる時はさっさと切っておく。相手の駒組の制限にもなる。

飛車落ちだからと言ってぼんやりしていると左右の桂跳ね+角銀みたいな乱暴な攻めを喰らって中央から崩壊してしまう。そこでそれを緩和しつつ攻めの主張点を作っていく。

一番まずいのは33桂~31角~73桂~64角(あるいは13角)のような、上手の駒が絶対に働いてくる流れだ。

画像2

二枚銀模様から、やや無理をしてでも位を取っておく。これで右桂の活用も抑えられる。

画像3

ここまで駒組が通れば相当に指しやすい。タイミングを見て攻めにいける権利を持っているのが大きい。

画像5

微妙なところだが、後手からの65歩からの暴れの対策をしておくと、攻め合いの時の距離感が違う。とにかく相手の駒に活躍をさせないのが大切。

画像4

例えばこんな風に相手が中央から右辺にかけて動いてきたら、急所の左辺から反撃する。

画像6

画像7

本譜は銀取りを放置して攻め続けたのが功を奏し、ここではハッキリ優勢だ。とは言えここから勝つまではまだまだ大変だが。

とにかく接近戦が強いので、10秒将棋では中々飛車落ちでも勝たせてくれない。皆さんも良かったらこれを参考に「飛車落ち」に挑戦してみてはどうだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?