プロ野球ファン"初心者"向け 現地観戦時のおすすめ座席

全部読むのが面倒な人向けに結論だけ先に言おう

内野席のチケを取ろう!!!ぶっちゃけ外野席でさえなければどの席でもいいよ!!!確かに大抵の球場では外野席より内野席の方が少々高価である。しかし!!!現地観戦経験が浅いなら、特に現地観戦自体が初めましてなら、ちょっとだけ多くお金を払ってでも絶対に内野席から始めよう!!!!!!

以上を踏まえた上で、「ホーム側内野席」「ビジター側内野席」「ホーム側外野席(ホーム側応援エリア)」「ビジター側外野席(ビジター側応援エリア)」について、現地観戦初心者向けの解説を行う。

なお、当記事の筆者は2017年からのファイターズファンで、現在では現地観戦の際、内野席(ホーム側・ビジター側問わず)オンリーでチケットを取っている。

※各球場における詳細な規定に関しては、来場予定の球場を本拠地とする球団が掲載しているガイドラインで必ず確認してください。

本題の前に……「ホーム」「ビジター」って何?

各球場の座席では「ホーム側」「ビジター側」という区分がある。ホーム側の座席では主にホーム球団の、ビジター側の座席では主にビジター球団の応援を行う。

「ホーム球団」とは、ここでは本拠地球団を指す。たとえば、エスコンフィールドの中では「ホーム球団」とは北海道日本ハムファイターズのことである。
「ビジター球団」とは、ここではゲスト球団を指す。たとえば、ファイターズが本拠地とするエスコンフィールドの中では「ビジター球団」とはファイターズ以外の球団のことである。

大抵の球場では、ホーム球団が一塁側のベンチを使用し、ビジター球団が三塁側のベンチを使用する。この慣習に従い、一塁側〜ライト側の座席をホーム側、三塁側〜レフト側の座席をビジター側としている。(ただし、ベルーナドームと楽天モバイルパーク宮城ではこれが逆になるので、来場予定のある方は要注意)

ちなみに内野席では、一塁側がホーム側、三塁側がビジター側としているものの、実際のところホーム球団ファンとビジター球団ファンが各々好きな場所のチケを取っているし、内野席ではそれが許される。ホーム側内野席でも多くはないがビジター球団ファンが着席していることもあるし、逆もまた然り。
一方、外野席(応援席エリア)ではホーム側とビジター側との棲み分けが非常に厳重である。球場によっては「ビジター側の外野席(応援席エリア)でホーム球団の応援グッズを掲げてはいけません」という注意書きまで存在するほどだ。野球観戦の浅い方には、是非とも色々な現地観戦のやり方を楽しみ徐々に覚えて欲しいが、「外野席(応援席エリア)のホーム側・ビジター側を間違って購入する」だけは絶対にやらかさないで!!!

座席解説

ホーム側内野席

迷ったらこの席にしておけば安全。

ビジター球団ファンでもここに座ってOK。この区分の席だと、ビジター球団側のベンチを見ることが可能。そして一塁(ベルーナ・楽天モバイルなら三塁)を守る選手をビジター側座席より近くで見られるので、それらを目当てに「ビジター球団ファンだけど敢えてホーム側内野席に座る」のも大いにアリ。ただし、いないわけではないが、ホーム側としているだけあって周囲にビジター球団ファンは少ないので、十分に留意されたし。

内野席でやったらダメなことは立ち応援くらいであろう。逆に言うと、立ちさえしなければどんな応援も可能である(勿論、テレビ中継を見るような感覚でまったり観戦もOK)。

ビジター側内野席

こちらも初心者には安心の席。

ホーム側内野席よりビジター球団ファンが多いが、勿論逆にホーム球団ファンがここに座ってもOK。内野席は外野席(応援席エリア)より少々高価だが、代わりに立ち応援以外の自由を得られる。
もし現地観戦初心者で、自分の住処など諸事情により応援する球団の本拠地球場まで出向くのが難しい場合は、ビジター側外野席(応援席エリア)に近い内野席のチケを取るとより安心かもしれない。

ホーム側外野席(応援席エリア)

初心者にはあまりオススメしない。

ただ、初心者でも「選手を本気で応援したくてたまらない!」「攻撃中に立ち応援や応援歌歌唱をずっとやる元気はあるよ!」という人にはいい席……なのかな?

とにかく初心者が座るには実はハードルが結構高い席ではある。立ち応援・応援歌歌唱OKになり、なおかつとにかく安い座席を求めるようになったら行ってもよいかも。

なお、エスコンフィールドでは、外野席ではなく一部の内野席を応援席エリア(立ち応援エリア)と設定しているので、他球場の内野席のような席を求める人は「応援席エリア」と書かれていない内野席で座席を探し購入しよう。

ビジター球団ファンの人は絶対にこの区分の席は取っちゃダメだよ

ビジター側外野席(応援席エリア)

現地観戦初めましてなら間違ってもこの席は絶対取っちゃダメ!!!!!!

当然だが、初心者だけでなくホーム球団のガチファンなら尚更取ってはいけない席である。棲み分け大事。

ビジター球団ファンでも初心者であればちょっとオススメはしづらい。立ち応援や応援歌歌唱をしなきゃいけないから。まずはこの区分の席と近い場所にあるビジター側内野席から始めてみよう。


余談

バックグラウンド裏席

金銭的余裕がものすごくあるなら是非行ってみてください。たぶんそこらの内野席よりすごくいい席だとは思います。むしろ私がこの席の感想を知りたいです。だって高すぎて一度も買って座ったことがないんだもの。

「現地観戦初心者はまず内野席から!」の認知度について

野球の現地観戦に慣れていない人ほど内野席がオススメ、という思想は、恐らく多くのプロ野球ファンの間で共有されているだろう。
私も、初めてプロ野球を観戦する前、元々プロ野球が好きな親から「外野席はやめて内野席にしようね!」と言われ内野席を購入した。その判断は今でも正しかったと思っている。

ところで、身近にプロ野球ファンがいないファン初心者は、どうやって「初心者なら内野席へ行くべし」という情報を得るのだろう?

先程少しだけ触れたように、大抵の球場では、外野席は内野席より価格が安い。しかし外野席(応援席エリア)は、立ち応援と応援歌全歌唱をするための席である(そうでない外野席を設けている球場ももしかしたらあるのかもしれないが)。安いからといって安易に外野席を取ってしまうと、立ち応援をするガチファンに囲まれて非常にしんどい思いをするであろうことは想像に難くない。臨機応変な対応がものすごく得意な人ならこのようには鳴らないかもしれないが、そうではない人も一定数存在する。

そんな悲しき現地観戦初心者を少しでも減らしたい、という気持ちを込めて当記事を作成した。慣れない現地観戦で悲しい思いをして野球観戦から遠のくのはとても勿体ないことである。現地観戦に慣れていない間は、まずは内野席から野球を見てみよう

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