見出し画像

レアル・マドリードでは12年ぶりの珍事

レアル・マドリードは今季のラ・リーガで、Bチームにあたるレアル・マドリード・カスティージャの選手を一人も起用せずにシーズンを終えた。

ラウール・ゴンザレス監督率いるカスティージャの選手では、DFハビ・エルナンデスとDFミゲル・グティエレスが、ラ・リーガが再開されてからメンバー入りを果たしているが、どちらもトップチームデビューは果たせていない。

ブラジル代表FWロドリゴは、シーズン序盤はカスティージャでプレーしていたが、ジネディーヌ・ジダン監督の下では常にトップチームの一員として扱われており、カスティージャの選手としてトップチームの試合に出場したわけではない。

カスティージャの選手を一人も起用しなかったのは、レアル・マドリードでは実に12年ぶりのことだ。

『マルカ』が、過去11年でカスティージャからトップチームデビューを果たした選手をまとめている。

2008/09
ミゲル・パランカとアルベルト・ブエノは、ファンデ・ラモス監督の下で3試合に出場した。
マルコス・テバルとガリー・カヘルマチェルは、シーズン最終節にトップチームデビューを果たした。

2009/10
マヌエル・ペジェグリーニ監督は、マルコス・アロンソをラシン・サンタンデール戦で2分、フアンフランをオサスナ戦で6分、ペドロ・モスケラをヘタフェ戦で1分出場させた。

2010/11
ジョゼ・モウリーニョ監督の就任初年度には、カスティージャから7選手がトップチームデビューを果たした。
2試合に出場したナチョをはじめ、アルバロ・モラタ、フアンカル、ヘスース・フェルナンデス、トマス・メヒアス、ホセル・マト、アレックス・フェルナンデスはいずれも1試合に出場した。

2011/12
レアル・マドリードがラ・リーガ優勝を果たし、カスティージャが2部昇格を果たしたシーズン。
モウリーニョ監督は、モラタとヘセ・ロドリゲスを1試合ずつ途中出場させた。

2012/13
モウリーニョ体制最後のシーズン、カゼミーロ、ヘスース・フェルナンデス、ファビーニョ、オマル・マスカレル、ホセ・ロドリゲス、ディエゴ・ジョレンテがトップチームでプレーした。

2013/14
ヘセ・ロドリゲスとナチョ、モラタは、カルロ・アンチェロッティ監督の下でトップチームに昇格した。
ディエゴ・ジョレンテとウィリアン・ジョゼも、このシーズンにトップチームでプレーした。

2014/15
ジネディーヌ・ジダン監督がカスティージャを指揮したシーズン。
アルバロ・メドランとマルティン・ウーデゴーアがトップチームデビューを果たした。

2015/16
ラファエル・ベニテス監督はボルハ・マヨラルとマルコス・ジョレンテをトップチームデビューさせた。
ベニテス監督が解任され、ジダン監督がトップチームに昇格した後はどちらもプレー頻度が増えた。

2016/17
アルバロ・テヘロは、このシーズン唯一カスティージャからトップチームデビューを果たした選手だった。
アウェイでのデポルティーボ戦で3分間プレーした。

2017/18
チャンピオンズリーグ決勝を控えていたジダン監督は、最終節ビジャレアル戦で息子のルカ・ジダンをトップチームデビューさせた。

2018/19
解任されたフレン・ロペテギ監督の後任として、サンティアゴ・ソラーリがカスティージャからトップチームの監督に昇格すると、ハビ・サンチェスとクリストをトップチームデビューさせた。
しかし、すでにロペテギ監督はヴィニシウス・ジュニオールをトップデビューさせていた。


【Source】7月19日、MARCA

この記事が参加している募集

ラ・リーガ

with U-NEXT

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?