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豚肉のスパイス揚げに甘酢スパイスダレをかけて免疫力アップを!〜スパイスと発酵食品のパワー


このnoteでは、健康維持や病気の予防のために”免疫力アップ”を目指し、それに有効だと考える「Spice x 発酵」レシピをご紹介したいと思います。
この”免疫力アップ”のためには”腸内環境を整える”ことが最も効果的だと考えています。
そこで私は、腸内環境を整えるために「抗酸化」・「デトックス」・「冷え対策」をキーワードに、これに効果・効能のあるスパイスをとり入れることを意識することにしました。
また、腸内環境を整える効果が非常に大きい発酵食材を同時にとりいれたいと考え、スパイスと発酵食品を組み合わせたら最強なのではないか!、との思いで「Spice x 発酵」レシピを考えるに至りました。noteでご提案するレシピは、デイリーでカジュアルにとり入れることができるような料理をメインに考えています。
使用するスパイスは揃えやすく扱いやすいものを中心に心掛けています。
普段の食事にスパイス・発酵食品をカジュアルにとり入れ、美味しく楽しく食べることで免疫力がアップし健康維持・病気の予防につながることに貢献できれば嬉しい限りです。
そんな、心と体が喜ぶようなスパイス料理をぜひ!


こんにちは!

今回ご紹介の「Spice x 発酵」レシピは、豚肉を使ってのお料理です!
豚肉を揚げちゃいます。
揚げ物、、、美味しくないですか!?
ノットヘルシーだとわかっていても、私は大好き、やめられません、笑
子供を言い訳に、週に一度は必ず揚げ物料理が食卓に並んでしまいますね。
なんだかんだ揚げ物料理って子供にも大好評なもので。

さて、メインの豚肉。こちら大事なタンパク質源になります。
タンパク質も免疫細胞には必須の重要栄養素!
豚肉に豊富に含まれる良質なタンパク質や各種ビタミンは、体液や血液、骨など体を構成する各成分を補強し、血管や筋肉を強くしなやかに保ちます。
また、豚肉に含まれるビタミンB1が、ご飯の糖質をエネルギーに変えて疲労物質である乳酸の排泄を促進してくれます。
ビタミンB2も豊富で、老化の原因となる過酸化脂質を分解する酵素の働きを助けてくれます。
ちなみに、”老化”は免疫学においては病気の1つとされています。NK細胞と呼ばれる細胞があるのですが、免疫力アップのためには、これが若い頃と同じくらい働けるようにすることが大事で、そのためにはアンチエイジングに取り組むことも大事なのです。
さすがは、かつて長寿を誇っていた沖縄で多く食べられていた豚さんですね!

こんなステキな豚さんにスパイスや発酵食品を組み合わせるなんて、ワクワクではないですか!


さて、それでは早速レシピをご紹介します。
レシピご紹介後に、今回使用のスパイスや発酵食品が免疫力アップ(腸内環境を整えること)に期待できることを簡単にご説明しますね。

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豚肉のスパイス揚げの甘酢スパイスダレがけ

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Ingredients
(4 人分)
- 豚肩ブロックや豚バラ肉(お好きな塊肉で)・・・600 g
- にんにく(すりおろ)・・・大 1
- ターメリック・・・大 1
- 塩・・・小 2
- ブラックペッパー・・・小 1
- 油・・・少々

A(甘酢ダレ用ホールスパイス)
- シナモン・・・1 本
- クローブ・・・ 5 粒

B(甘酢タレ)
- 黒酢・・・50 ml(1 / 4 カップ)
- 酒・・・大2
- 醤油・・・大 1 / 2
- 甘酒・・・大2
- 水溶き片栗粉・・・小 1

Instructions
1. 豚肉を一口大に切りボウルに入れて、ターメリック、にんにく、塩、ブラックペッパー、油を加えよくもみ込む。30分程漬け込んでおく。
2. その間に、甘酢スパイスダレを作る。
3. 鍋に油を少々(分量外)とシナモン、クローブを入れ弱火にする。香りが出たら、甘酢ダレBの材料を入れて少し煮詰める。
4. 1 の豚肉を揚げる。
5. 4の豚肉に、3の甘酢ダレをかけていただく。

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揚げ物は、油の後片付けというハードルの高さはありますが、料理としては比較的難易度が低いものだと個人的には感じています。衣をつけるなどの工程もないこちらのレシピは比較的お手軽にして美味〜な一品だと思います!

なお、豚肉にターメリックとガーリックをもみ込んで揚げる、という料理は、昔教わったバリ料理をヒントにしています。記憶の中で、バリで食べたそれはとてもとても美味しかったのです!
なので実は、甘酢スパイスダレをかけずそのまま食べてしまっても美味です。
また、甘酢スパイスダレは他の料理にも使えますよ〜。


さてさて、まずは今回使用のスパイスから。
スパイスについては多様な有効成分を含むものが多いですが、免疫力アップの視点から腸内環境を整えることに有効に働くところに言及しますね。
(各種スパイスの詳細はまた別途記事にしたいと思います。)
⚫︎ターメリック:ターメリックに含まれる”クルクミン”というポリフェノールの一種である成分が抗酸化作用を持ちます。腸の中で酵素と反応して抗酸化力がアップすると言われています。
また、代謝を整えるため免疫力アップに。カリウムも豊富なのでデトックス効果を期待できます。
なお、傷口にターメリックを振りかけると血もすぐに止まり素晴らしいですよ!
⚫︎ブラックペッパー:ブラックペッパーに含まれる”ピペリン”という成分には、免疫力向上や抗酸化作用が期待できます。また、便秘解消効果やデトックス効果もあります。
⚫︎シナモン:抗酸化作用や整腸作用があります。血行をよくして体を温める効果もありますので、冷え対策にも貢献します。
⚫︎クローブ:抗酸化作用やデトックス効果を持ちます。

ちなみに、抗酸化作用とは、簡潔にいいますと、体を老化させたり病気を引き起こしたりする「活性酸素」の働きを、予防したり防いだりする働きのことです。

漬け込みに使用しているにんにくも抗酸化作用をもっています。私のレシピではにんにくを基本的には毎回使うように意識しています。(今回は稀に使いませんでしたが、基本的には生姜も同じく意識しています。)


それから今回使用の発酵食品について。
⚫︎醤油
醤油は麹菌から醸されます。
麹菌は血行を促進して代謝を上げる必須アミノ酸やビタミンB群を作ります。体内の活性酸素の活動を抑える抗酸化成分なども豊富です。
また醤油は、大豆と小麦に麹と塩を加え発酵させる過程で抗酸化作用のある醤油特有の香り成分フラノンなどが発生します。
⚫︎黒酢
黒酢は玄米を原料とし、酢酸菌を加えて酢酸発酵させた発酵食品。
酢酸は体を内側から温める、代謝を高める効果を持ちますので免疫力アップにつながります。また、便通も整えてくれます。強い抗酸化作用もありますし内臓脂肪を減らす働きも。
健康志向の人々は飲料として飲むほどです!
⚫︎甘酒
甘酒は米麹や酒粕から作られる発酵食品で、食物繊維や食物繊維と似た働きをするレジスタントプロテインが豊富に含まれています。また、腸内細菌のエサとなるオリゴ糖も含まれています。オリゴ糖は抜群の整腸作用をもち、便秘解消にも。さらに、甘酒に含まれる米麹には抗酸化作用もあります。
甘酒は、”飲む点滴”とも言われるほどの栄養価!
整腸作用はもちろん、アンチエイジングや美肌効果も期待できます。
⚫︎酒(日本酒)
酒は糖が発酵してアルコールになったものです。
その中で日本酒は”並行複発酵”と呼ばれており、米のデンプンを麹によって糖化する工程と、その糖を酵母でアルコール化する工程が同時に進行しているのです。
なので麹の効果と酵母菌の効果を得られるのでしょうか。麹については醤油のところで触れた通り。
酵母菌は腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
ちなみに、酒の発酵を止めずに放置しておくと酢酸菌が入り込んで酢になります!酒と酢は兄弟なのですね。

いずれにしても、発酵食品は全般どれも素晴らしい!
発酵食品を摂ることの健康効果を大きくざっくり言いますと、腸内環境を整えることに尽きます。
菌やカビなどの微生物が悪玉菌を抑制して善玉菌を増やし腸の働きを促すことで免疫力を高めてくれるのです。


家庭での調理となると揚げ物へのハードルが高い事実も承知ではあるのですが、、、
機会がございましたらぜひ!

美味しく楽しく食べて健康をアップデートしていきましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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