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さよならパンダはコンビニでフードロッカーの夢を見る。【あとからシテン#1】

今週から私的な新しい取り組みとして、毎週放送しているデザインシテンを聴きながら、感想やらその後の自分の動きなんかについてnoteに認(したた)めていくという実験を始めてみることにしました。

大体収録から実際の公開まで短い時で数日、長いときで一ヶ月以上日が開いたりするのですが、江口さんの話を聞いた後から公開までのあいだで色々と学びがあったり、改めて聞き直して気づいたり、思い出したりすることがあったりもして、そういうものも本編と一緒にシェアしたいなと思っています。

コアに聞いてくれている人にとっては裏ネタ的な感じでさらに面白くなるだろうし、逆に本編を未聴の人でもたまたまこれを読んでくれたことによって、本編に興味を持っていただけたら万々歳かなと。

そんな感じでいってみよう。

今週のデザインシテン

変化する食の届け方!多様化するデリバリーと街中に潜む新たなキッチン

ものすごく中途半端なところから始めますが、2022年新年一発目ということで、世の中の流れ的にはいいタイミングかなと。無理矢理。

今回の元ネタ:シーズン3、フードテック編の第7回です。

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やっと年明けた気がしてきた

2022年になりましたね。

本編の最初で「全然明けた気がしていない」という話があったのですが、11日経ってようやく明けた気がしてきました。

というのも先週末ちょっと体調を崩しまして(正月疲れ?)、一日寝込んだんですが、計らずしもその日にやっと正月っぽい日を過ごすことができたというか、脳が歳を跨ぐことを納得してくれたようです。

戻りますが紅白ではやはり我らが藤井風くんが最高でしたね。媚びない愛され系の天才って若い頃の僕がなりたかった姿そのものです。藤井風になりたい。

紅白のあとにYouTubeライブでやってた「ねそべり紅白」最高ですので、紅白で藤井風ええやんってなった人はぜひ、彼の魅力をこちらでもご堪能ください。

ちなみに年越しの際に読んでいた「しょーもない(関西人の褒め言葉)」ブログというのはこちらです。

彼の魅力は多くは語るまい。北海道で彼がゴールデンカムイになるのを楽しみにしてます。ぜひ読んでください。

「旧正月」とはなんぞや

江口さんから、今年の正月があんまり休めなかった分は旧正月(春節)で取り戻してはとアドバイスをもらったんですが、よく考えてみれば旧正月って具体的にいつぞ?と知らなかったので調べてみました。

春節は中国旧暦に基づいているため、2021年は2月12日、2023年は1月23日と毎年日にちが異なります。2022年の春節は2月1日(火曜日)で、休み期間は1月31日(月)から2月6日(日)まで7連休になります。
https://www.arachina.com/festivals/spring-festival/

中国旧暦ってのは現在の日本で使われているグレゴリオ暦と日にちの数え方が異なる(?)ので、日本の暦とはずれてるんですね。

アメリカに住んでた頃は近隣に中国系の人が多く、毎年1月末〜2月頭くらいに盛り上がっているイメージがあったんですが、具体的にどうずれてるとかはちょっと調べたくらいじゃわからなくて(というか調べ始めたら思ったより沼だった)、漠然と2ヶ月くらいズレてる、と無理矢理納得しました。

とりあえず正月やり損ねた人は1月末くらいから2月頭くらいまで、取り戻すチャンスみたいですよ。

foodpanda(フードパンダ)あれこれ

foodpanda(フードパンダ)が実はドイツの会社だったことも衝撃なのですが、その流れで中国企業だと思っていたパンダエキスプレスが、実はバリバリのアメリカ西海岸出身だったことにもびっくりしました。

よくよく考えたら確かにコテコテアメリカンだし、そもそもチャイニーズ=パンダみたいな安直なイメージ使ってるところ見てもそりゃそうか。

ちなみにfoodpandaについて簡単に調べたらドイツとかシンガポールとか日本事業売却とか色々出てきたのでちょっと整理してみました。

  • 発祥はシンガポール(2012)

  • 独のVCロケット・インターネットが主要出資先に(2015)

  • ロケット・インターネット社がデリバリーヒーロー社(独)と株式交換し、その傘下に(2016)

  • ブランドカラーをオレンジから現在のピンクへ(2017)

  • 日本進出(2020)

  • 本国での事業縮小に伴い、日本事業売却(2022.1)

https://www.brandinginasia.com/food-panda-brand-refresh/

ちなみに本編で韓国のフードネコが半年足らずで撤退となった話が出てきましたが、こちらを運営していたウーワブラザーズ社(韓国)も上記のデリバリーヒーロー社の傘下で、撤退の背景にはフードパンダとの統合があったらしいです。(2021.4)

Wolt(フィンランド)がDoor Dash(米)に買収された話も出ましたが、フードデリバリー業界、マジ乱世。

フードロッカーとコンビニの相性良き

デリバリーと同時に発展しまくりのピックアップですが、クックパッドの出しているマートステーションのことをもう少し詳しく知りたくて調べてみました。

クックパッドがやってる生鮮食品EC「クックパッドマート」に紐づいたサービスらしいですが

"これまでは、市場や直売所などに設置されている共同集荷所へ出荷する出店者のみ商品販売が可能だった。今回新たに、商品の受け取り場所である生鮮宅配ボックス「マートステーション」へ持込出荷する仕組みを開発した。"
https://www.ryutsuu.biz/ec/m052149.html

とのことで、共同集荷所に出荷しない、個人販売や独自販路しか持たない人でも販売が可能なサービスらしい。

注文の流れとしては

  1. アプリで注文

  2. マートステーションに食材(商品)届く

  3. 取りに行く

と、いわゆるシンプルな宅配ボックスの仕組みなんですが、生鮮食品に限らず料理とかもアリみたいですね。

特筆すべきは

  • 1品からでも送料無料

  • 最低注文金額1円から注文可能

となっていてユーザーには嬉しい設定になっていますが、サービスの収益モデルについては

商品販売価格の10%(税抜)を、決済手数料などの諸経費を含む手数料として徴収する。
https://www.ryutsuu.biz/ec/m052149.html

と売り手側に加算される仕組みになっており、値段設定はシビアになりそうな感じ。

マートステーションの設置場所としてファミマが提携してやってるみたいなんですが、これはめちゃくちゃ相性よさそうだなと。

仕事帰りに好きなお店の商品注文しておいて、帰り道にあるファミマでピックアップ。最寄駅からちょっと離れてるせいで、なかなか足が向かない餃子屋さんのことを想像したら、使い勝手良さそうだなと。

個人的には地方で導入して欲しい感強くて、コンビニを拠点にして知られざる生産者さんから直接(間接になるのか?)購入できるのはアツい。

最近はコンビニ各社ドメスティックブランドに力を入れているし、うまく合わせ売りするスタイルとか流行りそう。

全然関係ないですが、このファミマのドメブラ「ファミマル」、まさにGOさんって感じでいいですね。

 中国のレストランで進む見える化

全然知らなかった話ですが、今中国では安全意識の高まりと共に「明厨亮灶(明るい厨房)」というプロジェクトが盛り上がっていて、本編の中であった「モニターが付いているレストラン」というのもこれの一貫のようです。

中国の人々の食(の安全?)に対する意識の高まりとMade In Chinaのイメージチェンジを目指す姿勢がその背景にあるようですが、実際にこれがどこまで普及するのかで世界経済に大きく影響していきそうな予感。

日本人って食品に限らず自国のモノに対して漠然とした信頼感を持っている気がしますが、テック界隈で頻発する「気がついたら中国ブランドの方が…」なんてことが食品業界で起きるのも時間の問題なのか…?

こんな感じで毎週書こうと思います

こんな感じで実際のデザインシテン本編をなぞりながら、その後調べたことであったりとか、個人的に深掘りしたことを書いたりしていくシリーズを始めようかと思います。

週によって本編を聞くタイミングとか書ける時間がバラバラなので更新は不定期になりますが、よければ本編と合わせて楽しんでもらえたらと思います。

そんな感じで。


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