好きにかける時間
好きなものと向き合う
驚くほど貯めていたマスキングテープを、フリマに出すべく整頓している。
どうも、「たくさんあればよい」と思ってしまう所がある。
どこかにある隙間を物で埋めようとする癖がある。
そして、買ったら満足してそのままにしてしまう。
たくさんある物達を、たまにほじくり返して「やっぱり好きだ」と雑に感じては、まともに向き合わずにしまってしまう。(物は減らない)
人に見せるときに気づく事
今回はちゃんと向き合うときめて、時間をかけて整頓している。
展示のためには、人に見せるように支度してあげる必要がある。
今回はマステなので
・どんな種類があるのか洗い出す
・どう組み合わせたら一番かわいいのか考える
・組み合わせを一覧にする(おしながき)
・組み合わせたマステで商品(缶バッジ)を作る
12種類×5本のパックを3セット持っていたので180個。
180個…人気商品なら1種類分の数を店舗ごとに行き先仕訳けて、見本作って終了!だけど。
同じ180個でも、今回は「作品作り用を1種類ずつ36個」ピックアップして、残りのマステを「組み合わせを決めて3個組みにして48セット」つくる。おなじ商品の完成品は4つ。「4つの商品のためにサンプルを12種類分用意する」「同梱する商品(缶バッジ)をひとつひとつ作る」…。
ものすごくしんどい作業。時間がかかる。だけど、いとしい。
「ああ、自分はこれが好きで買ったなぁ…」と確認できるし、かかった時間分一緒に居られている。もうすぐ手放す。その離れがたさも好きなのだという実感になる。
可視化
自分の好きは自分が知ればそれで正解。
でも、みんなの手に取ってもらうには、「私がどういう理由で好きになったのか」共感できるように伝えなければいけない。
可視化するのはとてもしんどい。
本当は自分に対しても同じようにするべきなんだと思う。
買って放置は好きな気持ちを可視化していない。それって自分の気持ちを見なくしているのと同じだ。見ないものは人は忘れてしまう。
ほしいもの、好きなもの、そばにおきたいものは、きちんと手間をかけなければ忘れてしまうんだ。
いつからかこの可視化をサボり続けていた。
かわりに嫌いなものにとらわれていた。
「これは嫌いだからやらない」「これは嫌いだから見ない」
嫌いなものは手入れをしなくていいぶん、吐き出しやすい。
いつしか嫌いを引きずるようになっていた。
これは嫌いだと感じるということは、結局見ていることに気づかなかった。
最近それで大変な失敗をしてしまったのだけど、
失敗したり片づけたりしているうちに、「嫌いにかまってちゃだめだ」と理解した。
好きしか見ないために
断捨離ってやつは、自分の好き嫌いにちゃんと向き合って、残すものをきちんと決めることだ。
毎日好きなものとだけ過ごせるように。
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