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創業2周年〜次の時代の一次産業の形を共に創る

株式会社さがみこファームは2021年5月20日で満2歳になりました。

この間、本当に色んなことがありましたが、たくさんの方とのつながりができ、事業が一歩一歩前に進んでいることに、関わってくれた全ての人にこの場を借りて感謝申し上げます。

さて、未来の話をしたいと思います。

言葉を選ばずに言えば、農業は、属人的で、保守的で、閉鎖的な一種独特な世界です。ただ、それは一定の理があるからこれまで綿々と続いてきたわけで、そういう農業界の理屈も、中に入ることでだんだんわかってきました。

食もエネルギーも私たちの暮らしになくてはならないものですが、次の時代に合うようにアップデートしていく必要があります。しかし、放っておいたら衰退するのは明らかだとしても、見えない未来に向かって実際に行動を起こす人はほんのひと握りです。

何かを動かそうと思えば、当事者になるのが最も近道、というのが私のスタンスです。外から変えるというのももちろんありますが、私はやはり現場にこだわりがあります。

当事者になるというのは、面倒で理不尽な現実に粘り強く向き合うことを意味します。そして、面倒さ故に、答えは一つでないし、農業に限って言えば、必ずしも資本力のあるところに有利に働くわけではない。そこが面白いところで、私達のような中小企業にこそチャンスがあると感じています。

私達はポット養液栽培で34種類約1100本のブルーベリーを生産を開始、ソーラーシェアリングの太陽光発電設備は272kWになりました。プレ会員は250口を超え、年内に1,000口まで拡大します。2022年6月の観光農園のオープンに向けて本格的な準備に入っています。それは、農業とエネルギーを軸に、教育・観光・テクノロジーを掛け合わせて、次の時代の一次産業の形をつくる挑戦です。

しかし、現実は言うほど簡単ではなく、中山間地の課題が山積みです。ただ裏を返せば、ビジネスのヒントがたくさんあることを意味します。つまり、課題とは希望の種と言い換えることができます。

相模原の前戸地域に関わって足掛け3年(法人化して2年)。何事も周りの理解がなければ進みませんので、この間、コツコツと実績を積み上げながら、地域を第一に事業の組み立てをしてきました。私達の取り組みへの理解もだんだんと浸透してきて、ようやく次のステップに進める環境が整ったと感じています。

これから、私達だけではなく、私達の取り組みに共感する様々な人や企業とつながり、彼らと一緒に課題に向き合い、ワクワクするトライアルをたくさんやっていきたい。ビジネスを通じて社会課題を解決する。これらを通じて、中山間地に新たな価値を生み出す。相模原発で世界に誇れるビジネスを創る。ここにはそれだけのポテンシャルがあると思っています。

ここはこれからもっと楽しくなります。
次の時代の一次産業の形、ワクワクする未来を共に創っていきましょう!

株式会社さがみこファーム 
代表取締役社長 山川 勇一郎

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