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クイズ 配管の総延長は何m?

春本番、ブルーベリーたちも冬から目覚め、花芽も膨らみ始めました。冬の間は潅水を止めていましたが、そろそろ水やりを始めなければなりません。しかし、その前にポットの配管作業があります。昨年植えつけた苗550鉢を移設したので、新たな配管が必要になったのです。これが結構大変なんです。
ポットは大きく6カ所のエリアに分けて配置してあり、コントローラから太い主管で各エリアに配管します。各エリアでは主管から枝管を分岐し、さらに枝管に差し込んだドリップピンから養液を供給します。

主管枝管ドリップピン_説明

先ずは主管を敷設しますが、道を横断するところは掘って埋設します。次に枝管を分岐させていくのですが、主管を一旦切断し、そこにジョイントの器具をはめ込み枝管を繋いでいきます。これを繰り返し第一段階が終了します。次にドリップピンを差し込むために、枝管に穴をあけていきます。下の工具を使って穴あけをするのですが、真上から穴をあけければなりません。斜めからあけてしまうと、穴の形が歪んで水が漏れるので、慎重に作業します。最初はいいのですが、だんだん握力がなくなってくると、手が滑ってしまい斜めに開けてしまい失敗!穴をふさいでやり直しです。

穴あけ

穴あけが終わると、ドリップピンをパチパチとはめ込んでいきます。
ここまで二人が掛かりで4日かかりました。
いよいよ水を流してテストです。ポンプを起動、ぴゅう~あちこちで水柱が立っています。ドリップピンを付け忘れたところや、施工不良の所を走り回って補修。
ようやく完成です。
下の写真は、配管の全体像です。まるで血管のように施設全体に配管が張り巡っています。

ここで表題のクイズ。
主管・枝管・ドリップピン全部ひっくるめると、何mになるでしょうか?

配管全体像r1

答えは、4,700mです。
さて、配管は完成したのはいいのですが、実はこれからが大変なんです。
日常の点検とメンテナンスです。ドリップピンが齧られて切断したり、先端が詰まって養液が止まってってしまうトラブルが起こるので、こまめな点検が必要なのですが、通水しないとなかなか見つかりません。1回の通水時間は40分ほどですが、4,700mの配管を見廻るとすると、単純計算で時速7km!走り回らなければならない!
やり方を工夫する必要がありそうです。体力作りとボケ防止にはなりそうですが・・

(2022.3.19 小林)

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