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テレビっ子、10年経って戻れなくなる。

最近テレビを買った。
高校を卒業して実家を出て以来なので、大体10年ぶりくらいのテレビのある生活ということになる。

10代後半から20代後半までパソコンやiPadはあってもテレビはない生活をしたわけでがあまり困らなかった。

バラエティとかワイドショーとかは見れなくなってしまったけど、別にそこまで好きじゃなかったし、とても盛り上がった番組はTwitterで流れてきて、togetterで要点がまとめられるので何も問題はなかった。最近はTverもあったしね。

ただそれでもiPadというB5ノートにもみたないディスプレイで動画を観るのが辛くなってきており、30歳も手前にしてやっとテレビを買ったのだ。(いやいや広告代理店で働きながらお恥ずかしい限りである)

そうしてテレビのある生活というものを一月ほどしてみたのだが、いくつかの発見があったので紹介したい。

まずテレビというのは便利だ。
寝ながらでも、ご飯食べながらでも、ヨガしながらでもどんな姿勢でも見れる。
iPadは風呂で見れるメリットはあるものの、意外と楽じゃない。適切な平らな場所に立てかけて、適切な距離に置かないと、画面が小さすぎて見れない。

あと、リモコンを持つとすぐ見れるのもいい。
iPadなりPCなり、とにかく動画を観るのに一工程以上かかる。
起動して、アプリを開いて、番組を選ばなくちゃならない。それに同じ画面で常にTwitterとかの通知が来るからついついそっちをみてしまう。ながら視聴がしずらいというデメリットがあるのだ。

同業の友達よりYouTubeや動画をみる頻度が少ないなとは思っていたけど、なるほどデバイスの問題だったらしい。届いた当初はYouTuberの動画をうろつきまくっていた。

こんな便利なものなのだから、もしかしたら毎日テレビを流して部屋が賑やかになるのかなと思ったが、意外とそんなこともなかった。

私の見たい番組がなかった。
(いやNHKの深夜番組はみたいがその時間私は寝ていた)
子どもの頃はあんなにテレビをみていたのに、10年テレビから離れているうちにテレビっこに戻れなくなったみたいだ。
まあ、そういうこともあるだろう。戻るんじゃなくってYouTuberっ子とかTikTokっ子になるからそれでいいや。

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