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何にもないけど、何でもある。そんな遊び場
Safeology研究所の田中です。
前回のnoteで藤平さんが語った「その場の空気」は、現時点では確かにオンラインで共有できないものですよね。
私が住む福井は、今年の7月まで全国で唯一イオンが無い県として知られ、「遊び場が無い」と若者がつぶやくことも多いです。
今年は、私にしては県外への研修が少なかったので、地元のイベントに参加する機会が多かったです。ここ一ヶ月間のSNS投稿をみるだけでも、鯖江市の「まちなか芸術祭2024」、三国町の「湊ノ芸術祭」、「Zen2.0 in Fukui 永平寺」、「今立現代美術紙展」、「2024たけふ菊人形」、「RENEW2024」、「Takeo Paper Show Echizen Sabae」、「福井映画祭」等、古民家・神社・工房・里山等を舞台にしたアートな祭りが盛り沢山。
鯖江市の「まちなか芸術祭2024」は、西山公園の色々なところに、子どもからデザイナーまで創作したアートが展示され、芸術を楽しみながら山を散策し、その場の空気を感じました。最後は広場にて、衣装アーティストひびのこづえ氏が関わるダンスパフォーマンスの世界観に浸りながら、一日の終わりを体感しました。
坂井市三国町の「湊ノ芸術祭」は、民家や神社等に展示された短編映画やアート作品を楽しみながら三国の町並みを散策し、地元の美味しいものを食べ、その場の空気を感じました。この記事の写真は、湊ノ芸術祭の作品です。
このように、地元の町並み、工房、里山等を散策し、その場の空気を感じて、その魅力を再発見する祭りが毎週のように続く、ふるさと。
北陸新幹線福井・敦賀開業PRキャッチコピーが「地味にすごい、福井」でした。
ディズニーランドもUSJも、イオンモールさえない福井。
何にもないけど、何でもある。そんな遊び場にあふれた福井に住んでいる私は、毎日がホッとワクワクの連続、そして毎日が幸福であふれています。
文/田中洋一(Safeology研究所研究員/仁愛女子短期大学教授)