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あなたの知らないミステリー小説の世界

この記事は、[Money Forward Fukuoka Advent Calendar 2024](https://adventar.org/calendars/10009)の12/25の投稿です。 12/24はhiroya sawakameさんで [Money Forward に join して半年の振り返りと今期の目標]でした。

クリスマスですね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
何を書こうか迷っていたのですが、みなさん私生活や職務などに傾倒したものが多かったようなので、私は趣味に全振りでいきます。


マネーフォワードの福岡拠点のよしけんと申します。

知っている人は知っているかもしれませんが、私はミステリー小説が好きで
月に1、2冊は読んでいます。

そこで今回は2024年に読んだ本の中からおすすめの3冊を紹介したいと思います。

クリスマスを家族を過ごす方、恋人と過ごす方、そうではない方もいらっしゃるかと思いますが、
ぜひこういう日にこそミステリー小説を読んでみてはいかがでしょうか?
※こうやってひろめてミステリー小説仲間を増やしたい・・。


そもそもミステリーって何

ミステリー小説とは作者から何かしらの形で謎が提示され、それを解くために、読者に変わる主人公が情報証拠や物品などをあつめ、謎を解き明かすといったものが多いです。
なので一定の推理を必要とします。

その中で、読んでいるうちにアッと驚く展開があったり、これまでの情報がすべてひっくり返る、いわゆる「どんでん返し」があったりするのも醍醐味だと思います。

私が個人的に感じる面白い小説は大体以下の要素が入っています。

  • 連続して誰か死ぬ

  • ミスリードさせる(読者を騙す)

  • 主人公たちがどっかに閉じ込められる(そして通信手段が絶たれる)

  • 犯人は男だと思ったら実は女だったとか

もちろん自分がこういう系が好きなだけで、この要素がなくても面白いものはたくさんあります。


2024年に読んだ本振り返り

私が今年1年で読んだ本を振り返ってみると以下のレパートリーでした。

  • 1月

    • 霧越邸殺人事件<完全改帳版>(上下巻) 綾辻行人

    • ペッパーズゴースト 伊坂幸太郎

    • 王とサーカス 大刀洗万智シリーズ 米澤穂信

  • 2月

    • でぃすぺる 今村昌弘

    • そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

  • 3月

    • 護られなかった者たちへ 中山七里

    • 悪い夏 染井為人

  • 4月

    • 黄土館の殺人 阿津川辰海

    • 連続殺人鬼カエル男 

    • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

  • 5月

    • 仮面病棟 知念実希人

    • 残り全部バケーション 伊坂幸太郎

    • ノッキンオン・ロックドドア 青崎有吾

  • 6月

    • あなたが殺したのは誰 まさきとしか

    • 9度目の十八歳を迎えた君と 浅倉秋成

  • 8月

    • N 道尾秀介

  • 9月

    • 真夜中のマリオネット 知念実希人

    • 運転者 未来を変える過去からの使者 喜多川泰

  • 10月

    • 傲慢と善良 辻村深月

  • 11月

    • 地雷グリコ 青崎有吾

  • 12月

    • 密室殺人ゲーム大手飛車取り 歌野晶午

    • 永遠についての証明 岩井圭也


今年振り返ってみると22冊読んでいますね。

この人は本当に仕事しているのでしょうか?

というわけで、この中から私が独断と偏見でえらんだ3冊を紹介します。


1 あなたが殺したのは誰 まさきとしか

三ツ矢秀平と田所岳斗のコンビが活躍するパスカルシリーズの三作目です。
なんのことかわからないかもしませんが、これ単独でも面白い作品です。
あらすじはこんな感じ

中野区のマンションの一室で若い女性が頭部を殴打され、
意識不明の状態で発見される。
被害者・永澤美衣紗はシングルマザーで、
生後十ヵ月の娘・しずくは連れ去られ行方不明に。
現場には「私は人殺しです。五十嵐善男」と書かれた便箋が残されていた。
田所岳斗は、再び三ツ矢秀平とペアを組んで捜査をすることになった。
一方、一九九三年の北海道鐘尻島、
「リンリン村」と呼ばれる巨大リゾート開発が予定されていたが、その開発が頓挫。
島の老舗料亭の息子・小寺陽介は将来に不安を感じていた。

とりあえず速攻で人が死んで捜査が始まるあたりにワクワクを感じませんか?感じますよね(圧)
これ以上は深く何も言えませんが、一読をおすすめします。
90年代にすこし思いを馳せることもできます。


2 護られなかった者たちへ 中山七里

少し前の作品ですが、映画化もされて話題になったと思います。
あらすじは以下のとおり

東日本大震災から10年が経った仙台市で、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体が相次いで発見される。宮城県警捜査一課の笘篠が不可解な連続殺人事件を捜査するなか、別の事件で刑期を終えて出所したばかりの利根という男の存在が浮上。笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な証拠がつかめない。そんななか、第三の事件が起きようとしていた。

生活保護がなんたるかを結構深く知ることができます。また、最後まで目を離せない展開でどうなるんだろうと、ワクワクしながら読めます。
そしてアッと驚く展開に、、というのはネタバレになるので黙ります。


3 地雷グリコ 青崎有吾

本の紹介に本格頭脳バトルとなっていますが、誰でも知っているような遊びに独自のルールを足したゲームで、
読みと戦略、ルールの盲点をつくような頭脳バトルが描かれた作品です。

以下あらすじです。

五月になると都立頬白高校では慌しくなる、
その理由は頬白祭という創立記念の文化祭が近づくためだ。
その頬白祭で当日使用したい場所を実行委員会に申請するが、
一番人気があるのが屋上で、使えるのは一団体のみ。
その使用権をかけて争奪戦が繰り広げられる、それが愚煙試合。
生徒会代表の椚迅人と一年生の射守矢真兎により、
愚煙試合の決勝が行われることになった。
二人が勝負するのは『地雷グリコ』。

人が死んだり、閉じ込められたりはしないですが、ゲームのルールの盲点をついていろんな勝負する主人公たちにあっと驚かされると思います。


以上、3冊を選定してみました。
振り返ってみると、最初2冊は王道推理ものですが、、
3冊目はちょっと変わり種ですね。。でも面白いですよ。

というわけで今年のアドカレの最後に相応しい最終回だったでしょうか。。?汗
これから年末年始を迎えるにあたりミステリー小説を1冊よんでみるってのはいかがでしょ?

それでは、みなさん来年もよろしくおねがいします。
メリークリスマス!

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