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「アリも、ひとも、みんな死むの?」と息子が聞くので


メンバーシップ、3年目突入(!)

noteのメンバーシップをはじめて、なんと2年が経ちました。目がまわるくらい忙しい月も、息子が体調不良になり看病続きでヘロヘロになった月も、毎月4本更新しつづけている(はず)。何かを続けるのが苦手な人間だと思っていたのに。えらい。

記念に最初のメンバーシップを無料で公開しておきます!

冒頭に書いているとおり、もしかしたら続けられないかも、とドキドキしながら始めたんだけど、本当にはじめてよかったなあ。エッセイストのスイスイさんは「noteを書き続けると日常の解像度があがる」と言い、同じくエッセイストのはあちゅうさんも「書き始めると、どんどん書きたいことが出てくるよ」と言っていたけど、たしかにそうだった。毎週のように書くことなんてないよ、と思っていたけど、書いてみると、書きたいことはどんどんできて、毎回、記事は5000字近くなってしまう(長すぎるよね…?)。

「どうやったらつづけられますか」とたまに聞かれるけど、これには明確な答えが一つ。「仕事化しちゃうこと」。誰も待ってないし、誰にも急かされない、何の責任もない、と思うと、どうしても後回しになってしまう。でも、メンバーシップは読んでくださるメンバーの方がいて、その人たちには「書く」を約束している。これは、仕事。そう思うだけで、つづけてこれた。なんとなくこう書くと「義務のように書いているのかな」と思われるかもしれないけど、いまの私にとってメンバーシップ記事は、仕事の一部で、いつも追われていて、苦しい瞬間もありながらも、やっぱり心を安定させて生きるために必要なことでもあって、息抜きでもあって、なんとも絶妙な場所にある。思えば、むかしから、書く仕事の息抜きに、日記を書いたり、自分の心をワードに綴ってみたりして、書く息抜きに書く、みたいな人間だったので、仕事化したことで、「強制的な息抜き」が用意されているようなものなのかも(笑)。実際、毎日ぎちぎちのみちみちに詰まったスケジュールのなかで、4本も更新しようとするとキツい、もう書けない、と思う時もあるのだけど、忙しければ忙しいほど、仕事以外の、日常の些細なことを覚えておけなくなって、なにもかもが流れていってしまう恐怖も芽生えてくる性格なので、心の端にとどまっていたわずかなものだけでも書き留めておける場所があると、とても安心できるよ本当に。

なので、私がつづけてこれたのは、読んでくださっている皆さんのおかげなのです。ありがたや。こんなにもゆるゆるコソコソと日常の記録を綴っているのに、メンバーは300人を超えたようです。うれしい。メンバーが増えていくのはとても嬉しい。けれど、「もっとたくさんの人に読んでもらおう」「有益なことを書こう」と意気込みすぎると続けていけなくなるかもしれないし、「もっと綺麗な文章で」「読み応えがあるように」「構成を意識して…」とクオリティを意気込みすぎても、続かなくなる気がする(たまに思うんだよ、文章を本業にしている人間なのにこんなに雑な文章を綴っていていいのかなって…)。でもでも、とにかく楽しみながら、ゆるく、ながくつづけていく。それを、読んでいる方にもできるだけ楽しんでのぞいてもらえたらいいなと、そういう心持ちです(でもリクエストにも応えていきたいので、気軽に送ってください)。

みなさんのおかげです。3年目もよろしくお願いします!


「みんな、死ぬの?」と息子が聞く

※↑に載せたメンバーシップ初回の記事を読みかえす前に書いたのですが、奇遇にも、初回の内容に少し関連している内容になってびっくり。同じようなこと考えているもんだな。今回は、息子が関連している「死」にまつわる話から。

夫の誕生日にプレゼントした「たまごっち」。

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