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2020.05.05


眠ってたつもりないけど眠ってた時間(とき)が夕暮れが傾いていく


蓄積の涙が潤う眼球をなぐさめているアイマスク


古書が集う神保町に君をみる《恋のたまねぎ》を捨て去ってさ。


住み慣れたきみんちを発つ出勤に時差的な同伴を目論む


短歌がキライそういった君に似ている感情を得ているなんて


機微に触れ。発芽を待たぬ種のまま土壌のなかでしずかに眠る



#短歌 #現代短歌 #恋愛短歌